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星野リゾート

【星野リゾート 西表島ホテル】八重山固有種のカエルの鳴き声を鑑賞しながら、島の生態系保全について学ぶ「ヤエヤマアオガエル鑑賞ナイトツアー」今年も開催|2024年11月15日~2025年2月28日

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~観光旅行者が自然体験を楽しみながら、島の生態系保全に貢献する旅を提案します~

世界自然遺産に登録された西表島(いりおもてじま)で、日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指す「星野リゾート 西表島ホテル」は、2024年11月15日~2025年2月28日の期間、八重山固有種のカエルの鳴き声を鑑賞しながら、島の生態系保全について学ぶ「ヤエヤマアオガエル鑑賞ナイトツアー」を今年も開催します。ヤエヤマアオガエルの美しい鳴き声を鑑賞しながら、カエル愛に溢れたホテルのガイドスタッフによる説明を聞き、ヤエヤマアオガエルについて、楽しみながら本格的に知ることができます。ツアーの中では、西表島の生態系に悪影響を与える外来種のカエルについても学び、外来種の早期発見の重要性や、万が一発見した際の対処方法など、島の生態系保全に貢献する方法も学べる体験です。

背景
世界自然遺産に登録された西表島には、イリオモテヤマネコをはじめとする絶滅危惧種や固有種が多く存在しています。豊かな自然や固有の生態系は西表島の大きな魅力ですが、これらを守り継いでいく上での課題もあります。その1つが「外来種の侵入」です。西表島には八重山固有種である「ヤエヤマアオガエル」が生息していますが、近年、外来種の侵入が懸念されています。特に、外来種の中でも特定外来生物が島内で繁殖してしまうと、生態系のバランスが崩れ、様々な問題を引き起こす可能性があります。この問題を防ぐためには、早期発見と防除(*1)が重要です。これまでにも、地元住民が発見し捕獲したり(*2)、旅行者の目撃情報をもとに外来種の防除体制が強化されたりした事例があります。そこで、西表島ホテルは、オーバーツーリズム対策を推進しながらも、旅行者が島の生態系保全に貢献できることを楽しく学べる機会も提供したいと考え、本プログラムを企画しました。さらに、在来種のカエルに愛着が湧き、八重山地方で問題になっている、カエルのロードキル防止に繋がることにも期待しています。
*1 捕獲、採取、殺処分、被害防止措置の実施等のこと
*2 八重山毎日新聞「オオヒキガエル小浜島で初捕獲」2024年5月25日

八重山固有種のカエルの声を楽しむ「ヤエヤマアオガエル鑑賞ナイトツアー」
1 小鳥のように美しいヤエヤマアオガエルの鳴き声を鑑賞
ヤエヤマアオガエルの声を聴きに、ホテル敷地内のジャングルやその周辺のフィールドに行きます。カエルといえば、「ゲロゲロ」という大きな鳴き声のイメージがありますが、ヤエヤマアオガエルは「コロコロ」とまるで小鳥のような美しい鳴き声です。繁殖の最盛期である冬は、ヤエヤマアオガエルのオスが最もよく鳴くため、カエルとは思えないような美しい鳴き声をじっくり鑑賞することができます。

2 西表島のカエルを愛するガイドの説明
西表島のカエルをこよなく愛するガイドと一緒に、夜の西表島を散策し、ヤエヤマアオガエルを見つけやすい場所や、冬の夜に活動が活発になる理由、西表島の他のカエルとの違いなどを学ぶことができます。ヤエヤマアオガエルの生態を深く知ることで、そのユニークさや可愛さに惹き込まれていきます。

3 本物の鳴き声を吹き込んだ「鳴き声カード」
ヤエヤマアオガエルの鳴き声を実際に聞いたら、その声を自ら録音します。ゲスト自身が録音した鳴き声を吹き込むのは、ヤエヤマアオガエルのきれいな緑色や質感までこだわった、オリジナルの「鳴き声カード」です。ヤエヤマアオガエルの本物の鳴き声を持ち帰ることができます。

4 島の生態系保全の知識や行動を学ぶ
ツアー内では、在来種のカエル8種に加え、西表島に侵入する可能性がある特定外来種2種のカエルの鳴き声の違いをガイドが説明します。外来種のカエルは鳴き声に特徴があるため、在来種と外来種のカエルの鳴き声を聞き分けることができるようになります。外来種のカエルの繁殖時期は主に夏ですが、冬場に繁殖する可能性もあり(*3)、時期を問わず警戒が必要です。西表島を訪れる観光旅行者は再訪意向度が高く(*4)、他の離島と転泊する旅行者も多いため、本ツアーで得た知識を活かし、今後外来種を発見した際の情報提供など島の生態系保全に貢献することができます。
*3 環境省調査より
*4 九州地方環境事務所「西表島における観光利用の現況と課題」資料によると、再訪意向度は66.7%

西表島で散発的に発見されている特定外来生物のカエル
環境省が指定している「特定外来生物」は、生態系、人の生命・身体、農林水産業などに特に大きな被害を及ぼすものとして、被害を防止するために防除活動が実施されています。現在の西表島には、外来種のカエルは生息していないとされていますが、島外からの資機材に紛れて侵入する可能性が高く、近年でも散発的に発見・捕獲されています。(*5)外来種のカエルが島内で繁殖してしまうと、生態系のバランスが崩れる可能性があります。
*5 八重山毎日新聞「環境省石垣防除の取り組み検討」2024年9月27日

【特定外来生物】オオヒキガエル
耳腺から強力な毒物を分泌するため、イリオモテヤマネコをはじめ、カエルを捕食する生物への毒による悪影響が懸念されています。また、大型で繁殖力がきわめて強く、昆虫などを大量に捕食するため在来種の生態系を脅かす恐れもあります。

【特定外来生物】シロアゴガエル
西表島の在来のカエル類と生息環境や繁殖場所が重複しており、資源を巡る競合が生じることが懸念されています。また、在来でない寄生性の線虫が確認されており、在来両生類への感染のリスクもあります。

[特定外来生物]オオヒキガエル *6

[特定外来生物]シロアゴガエル *6

*6 環境省資料提供
西表島ホテルが考えるレスポンシブルツーリズム
当ホテルが位置する西表島は、自然環境の繋がりによって育まれた生物多様性の豊かさが評価され、世界自然遺産に登録されました。また、自然と共存しながら育まれてきた地域文化や暮らしがあります。未来にこの希少な自然や文化を残していくためには、島民、事業者だけでなく、観光旅行者にも、旅を楽しみながら地域の魅力と価値を正しく理解してもらうことが大切だと考えています。この考えに基づき、観光旅行者が西表島での滞在や体験プログラムを楽しみながら、島の課題解決にも貢献できるような旅の在り方を提案していくことが、私たち観光事業者の役割の1つだと考えています。

「ヤエヤマアオガエル鑑賞ナイトツアー」概要
期間    :2024年11月15日~2025年2月28日
料金    :3,800円(税・サービス料込)
含まれるもの:ネイチャーガイドによる案内、ヤエヤマアオガエルの鳴き声を吹き込んだカード
予約    :西表島ホテル公式サイトにて前日18時までに予約
場所    :ホテル敷地内のジャングル及びその周辺フィールド
時間    :19:00~21:00
対象    :5歳以上(16歳以下のお子様は保護者同伴)
定員    :8名
備考    :天候によって中止または内容が変更になる可能性があります
       小雨決行(ガイドの判断により変更あり)

SDGsへの貢献について
西表島ホテルを経営する星野リゾートでは、経済価値と社会価値を両立するCSV経営(*7)が重要だと考えています。SDGs(*8)をCSV経営を促進するためのフレームワークとして捉え、各施設でさまざまな取り組みを推進しています。当ホテルでの本取り組みは、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」、目標15「陸の豊かさも守ろう」に寄与することを目指しています。
*7 CSV経営:共通価値の創造。事業を通じて、社会課題の解決を目指す経営手法。
*8 SDGs:持続可能な開発目標

星野リゾート 西表島ホテル
西表島ホテルは日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指し、マイボトルの貸し出しやロードキル防止活動など環境に配慮しながら、世界遺産に選ばれた島の魅力と価値を感じるネイチャーツアーを、一年を通して提案します。

所在地 :〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
電話  :050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数 :139室・チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00
料金  :2泊 24,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込)
アクセス:石垣港離島ターミナルより西表島上原港行きフェリーにて約45分、上原港から車で10分
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/iriomote/activities/

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