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公益財団法人東京都歴史文化財団

東京都写真美術館「出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝」上映会を開催

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出光真子の映像全40作品をスクリーンで。16ミリフィルム上映も。


上段左から《At Santa Monica 2》1974年/ 《At Any Place 1》1975年/ 《At Yukigaya 3》1977年/《At Yukigaya 4》1979年/ 《シャドウ パート2》1982年/ 《通りゃんせ》1982年/ 《グレート・マザー ゆみこ》1983年/ 《洋二、どうしたの?》1987年/ 《加恵、女の子でしょ!》1996年すべて 東京都写真美術館蔵 (C)Mako Idemitsu

東京都写真美術館では、開催中の展覧会「出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝」(2026年9月21日[月・祝]までhttps://topmuseum.jp/exhibition/5417/)にあわせ、館内1階ホールにて、出光真子の映像作品全40点を全9プログラムで上映します。《Woman’s House》《At Yukigaya 2》など5作品は、ニュープリントによる16ミリフィルムで上映。展示空間とは異なる、スクリーン上映ならではの鑑賞体験をお楽しみいただけます。また、17作品は本上映会でのみご覧いただけます。展覧会とスクリーン上映の両方を通して、出光真子の創作の軌跡を展覧いただけます。

上映会のポイント

- 出光真子の残存する映像作品全40点を年代順・全9プログラムで上映。上映会限定の17作品を含み、出光真子の創作の全貌を体系的にたどることができる貴重な機会です。
- 《Woman’s House》(1972)、《At Yukigaya 2》(1974)、《At Santa Monica 3》(1975)、《たわむれときまぐれと》(1984)、《ざわめきの下で》(1985)の5作品はニュープリント16ミリフィルムで上映します。
- 学生・高校生以下は無料。さらに、「出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝」展のチケットをご提示いただくと、上映会料金が割引となる「上映割」を実施します。

プログラム(全9プログラム)

プログラムA|最初期の8作品女性による初期フェミニズム・アートの金字塔と呼ばれるプロジェクト「ウーマンハウス」。それを記録した、出光が最初に手掛けたフィルム作品《Woman's House》を、ニュープリント16ミリフィルムで上映。あわせて、ユング心理学の影響が直接的に反映された《Inner Man》、初めてのビデオ作品《おんなのさくひん》、コラージュの手法を用いた「At」シリーズなど、挑戦的な初期作全8作品を紹介。
□《Woman’s House》1972年/13分40秒 ※フィルム上映
□《Inner Man》1972年/3分40秒
□《Next》1973年/3分30秒
□《おんなのさくひん》1973年/11分 
□《At Santa Monica 1》1973年/5分30秒
■《At Santa Monica 2》1974年/3分40秒
□《Baby Variation》1974年/8分
■《At Yukigaya 1》1974年/3分


《At Santa Monica 2》1974年

プログラムB|「こまぎれの時間」から生まれた心象風景このまま何もしないでいたら気が狂ってしまうのではないか--二人の息子を育てながらフィルムカメラを手にした出光が、家事の合間の「こまぎれの時間」に撮り重ねた5作品。高感度フィルムを用い、光の煌めきを繊細かつ実験的に捉えた《At Yukigaya 2》と《At Santa Monica 3》。アメリカと日本、意識と無意識、両者の間で揺らぐ心を描く《Something Within Me》。空に浮かぶ雲を捉えた《At New Mexico 1》と行き交う人々が重ねられた《At Any Place1》。
□《At Yukigaya 2》1974年/11分10秒 ※フィルム上映
□《At Santa Monica 3》1975年/15分30秒 ※フィルム上映
□《Something Within Me》1975年/9分30秒
■《At New Mexico 1》1975年/12分30秒
■《At Any Place 1》1975年/16分


《At Any Place 1》1975年

プログラムC|フィルムからビデオへ「At Any Place」と名付けられた4つのフィルム作品は、空や街の光景にカップヌードルや人物が重ね焼きされ出光のユーモアを感じさせる。高感度フィルムを用いた《At Karuizawa 1》を含むフィルム作品に加え、出光本人が被写体となって、見られる女性の日常を映し出す初期のビデオ作品《主婦の一日》《Make Up》を合わせた8作品。
■《At Any Place 2》1975年/3分
□《主婦の一日》1977年/9分50秒
■《At Any Place 3》1977年/3分40秒
■《At Yukigaya 3》1977年/2分30秒
□《At Any Place 4:ヨネヤマ・ママコ作「主婦のタンゴ」より》1978年/12分30秒
■《At Any Place 5》1978年/12分
■《At Karuizawa 1》1978年/8分10秒
□《Make Up》1978年/9分


《At Yukigaya 3》1977年

プログラムD|女性たちの日常と心理出光の住む雪谷の家と実母が住む家を舞台に、日常的な光景をリズミカルに捉えた《At Yukigaya 4》。中流階級の主婦が互いの生活を語り合う《主婦たちの一日》と、女性たちの抑圧されたパーソナリティを描く《シャドウ パート1》。フィルムとビデオ、計3作品を上映。
■《At Yukigaya 4》1979年/16分
■《主婦たちの一日》1979年/21分50秒
□《シャドウ パート1》1980年/25分30秒


《At Yukigaya 4》1979年

プログラムE|アメリカ、父、そして女性の生き方アメリカと自らの関係を見つめた《わたしのあめりか、あなたのあめりか》、父の死に際し制作された《父の情景》。自身を構成する存在に対峙した2つのフィルム作品に加え、主婦や姉妹等の間に生じる軋轢を鋭く描き出したビデオ《シャドウ パート2》の3作品。
■《わたしのあめりか、あなたのあめりか》1980年/10分
□《父の情景》1981年/5分50秒
■《シャドウ パート2》1982年/41分40秒


《シャドウ パート2》1982年

プログラムF|人間の深層心理をみつめる女性のなかにいる男性、家族、親子、恋人--人間の深層心理を独自の方法で浮かびあがらせる4作品。ユング心理学の概念「アニムス」を擬人化し表現した《アニムス パート1》《アニムス パート2》、息子への異常な執着を見せる母を描いた《英雄ちゃん、ママよ》。ゲイカップルの休日を、投影された映像の再撮影という手法で制作した《通りゃんせ》の4作品。
■《アニムス パート1》1982年/13分10秒
□《アニムス パート2》1982年/19分40秒
■《通りゃんせ》1982年/12分20秒
□《英雄ちゃん、ママよ》1983年/27分


《通りゃんせ》1982年

プログラムG|〈グレート・マザー〉シリーズ一挙上映グレート・マザーとはユングが提唱した元型の一つで、本作では子どもを束縛し自立を阻む母として描かれる。画面内のモニターは深層心理や記憶、別の場所で進行する物語を映し、母娘間の摩擦を複層的に描き出す。
□《グレート・マザー 晴美》1983年/13分
■《グレート・マザー ゆみこ》1983年/24分30秒
□《グレート・マザー 幸子》1984年/18分50秒


《グレート・マザー ゆみこ》1983年

プログラムH|家族の記憶前夫との離婚と息子たちの渡米後に制作された《たわむれときまぐれと》、母の死に直面した《ざわめきの下で》をニュープリント16ミリフィルムで上映。ビデオ作品《やすしの結婚》《洋二、どうしたの?》では、息子への過度な愛情を向ける母を描くシリーズとして、夫婦間、親子間の確執などの関係が、映像内のビデオモニターによっても複雑に示されていく。
□《たわむれときまぐれと》1984年/16分 国立映画アーカイブ所蔵 ※フィルム上映
□《ざわめきの下で》1985年/11分 国立映画アーカイブ所蔵 ※フィルム上映
□《やすしの結婚》1986年/25分20秒
■《洋二、どうしたの?》1987年/18分


《洋二、どうしたの?》1987年

プログラムI|長編ビデオ2作品出光真子の集大成とも言える長編ビデオ2作品。どちらも主人公はアーティスト志望の女性。表現者への道を閉ざされた悲劇を描く《清子の場合》、周囲からの「女の子でしょ」という圧力に抵抗し表現者への道を切り開く《加恵、女の子でしょ!》。なお、《加恵、女の子でしょ!》はDCP上映。
□《清子の場合》1989年/24分20秒
□《加恵、女の子でしょ!》1996年/47分 国立映画アーカイブ所蔵


《加恵、女の子でしょ!》1996年

※フィルム上映…ニュープリント16ミリフィルム上映 ■上映会のみで鑑賞できる作品 画像はすべて東京都写真美術館蔵 (C)Mako Idemitsu

上映スケジュール

2026年8月27日(木) ~8月30日(日) 、9月17日(木)~9月20日(日)

開催概要

「出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝」上映会
[上映日] 2026年8月27日(木) ~8月30日(日) 、9月17日(木)~9月20日(日)
[会場] 東京都写真美術館 1階ホール(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
    Tel 03-3280-0099 URL https://topmuseum.jp
[料金(1プログラム)]
○一般およびシニア500円 
※「出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝」展のチケット提示で100円引き
○学生および高校生以下、障害者手帳をお持ちの方(介護者2名まで1名につき)無料
※学生、高校生・中学生、各種お手帳をお持ちの方は、いずれも証明できるものの提示が必要
[URL] https://topmuseum.jp/movie/12180/

※事業の内容は諸般の事情により変更する場合があります。

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