~EIZO株式会社との共創により処理速度を約5倍に向上、多様な現場の安全性・生産性向上に貢献~

JR西日本グループは、2026年4月に公表した「JR西日本グループ中期経営計画2030」において、当社グループで培った技術を社会に展開する「インフラソリューション」を重点分野の一つに掲げ、鉄道という枠を超えて社会課題の解決に取り組んでいます。当社グループの画像認識技術を中核とする「mitococa」シリーズは、当該分野の取り組みを牽引する重要なソリューションの一つです。
このたび、その取り組みをさらに加速させるべく、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は、EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長 COO:恵比寿 正樹)との共創により、画像認識AIソリューション「mitococa Edge」を大幅に進化させ、新バージョンとして2026年5月21日より発売します。当社が鉄道の現場で磨き上げた画像認識技術「mitococa AI」をEIZOのエッジデバイスに最適化して搭載することで、IPカメラ上で「mitococa AI」を動作させていた従来構成と比較し、処理速度を約5倍に向上させました。本製品は、鉄道のみならず、医療、製造、社会インフラなど多様な現場における安全性・生産性向上に貢献してまいります。
1.「mitococa Edge」新バージョンの概要
「mitococa Edge」は、監視カメラを設置した現場で画像認識を完結し、混雑・侵入・転倒・滞留などの異常を即時に検知・通知するエッジ型コンピュータです。最大5台までのカメラ映像を同時解析でき、設定・確認はブラウザから容易に行えます。今回の新バージョンでは、両社でAI実行環境の再構築、GPU最適化、放熱設計等を共同で進めることで、処理速度を約5倍に向上させました。
2.エッジAIについて
エッジAIは、監視カメラを設置した現場の近くで小型コンピュータを使って画像認識を完結させる仕組みです。映像データを外部に送る必要がないため、通信環境に左右されず即時に検知・通知できること、映像が施設外に出ないためプライバシーを保護できること、クラウド利用料や通信費等のランニングコストを抑えられることが特長です。リアルタイム性とセキュリティの両方が求められる鉄道・工場・大規模施設などで、導入が進んでいます。
3.「mitococa Edge」の特長
・混雑検知、侵入検知、転倒検知、滞留検知、人数カウント、特定の物体検知を高精度に実施
・設定・確認画面はブラウザで表示し、容易に操作可能
・IPカメラとネットワーク接続し、mitococa Edge1台で最大5台のカメラ映像を同時解析
・同一ネットワーク上のパトランプ等の報知装置やメールに異常を通知可能
・EIZOのIPデコーダ製品と接続することで、監視映像の同時表示や画面上への異常通知が可能
・EIZOのストリーミングゲイトウェイボックスと接続することで、データ通信量を削減し、遅延を緩和
(参考)製品詳細ページ:https://media.jrw-ip.jp/solution-product/products/4207/
4.展示について
2026年5月27日(水)~5月29日(金)にインテックス大阪で開催される「第2回鉄道技術展・大阪」において、JR西日本ブースおよびEIZOブースにて「mitococa Edge」の展示および動作実演を行います。
5.今後の展望
当社は、EIZO株式会社をはじめとするパートナーとの共創を通じて、設置環境の拡大や機能拡張など「mitococa」シリーズの進化を継続的に進めてまいります。これにより、中期経営計画2030に掲げる取り組みを加速し、社会課題の解決に貢献してまいります。
