家族への愛を言葉で伝えない日本人。愛を言葉で伝えることによって、人の体温は上がるのかを検証。結果、家族からの愛の言葉で体温(鼻頭を中心とした付近の表面温度)は約0.8℃も上昇!
パナソニック株式会社は、暦の上で最も寒いとされる「大寒の日」にあたる2016年1月21日(木)、同社の「ふだんプレミアム」シリーズのエアコンを題材とした”心も体も暖まる”ウェブ動画「LOVE THERMO #愛してるで暖めよう」を公開しました。
家電の新しい役割として「もっと家族を愛するために、もっと暮らしを特別にする」を提唱する「ふだんプレミアム」シリーズにちなんで、本動画では、家族への愛を言葉で伝えることでどんな変化が人にもたらされるかをユニークな実験によって実証。思いを言葉で伝えることの大切さを、実験に参加した6組の家族によるリアルな表情と愛情あふれるやり取りを通して描き出しています。ぜひご覧ください。
▼[動画] LOVE THERMO #愛してるで暖めよう
https://www.youtube.com/watch?v=cFSPzseb5jQ
[動画: http://www.youtube.com/watch?v=cFSPzseb5jQ ]
日本人は他の国の人々と比べると、感謝の気持ちや愛の言葉を口にしない国民性だと言われています。今回の実験に伴って実施した調査でも、家族に「愛している」と言葉で伝えたことのない人は84.7%(※)になるなど、ほとんどの人が愛を言葉で伝えていないことが判明しました。今回の動画「LOVE THERMO #愛してるで暖めよう」では、“愛は、ひとを暖める。”をテーマに、家族による愛の言葉が人にどのような変化をもたらすかを“体温”に着目して検証。感謝の気持ちや愛を言葉で伝えられる前と後とで人の体温に生じる変化を実証実験により検証しました。
※ 2016年1月 パナソニック調べ
「家族に関するインタビュー」というテーマで会場に集まった6組のご家族。各家族のうちお一人が仕掛け人となり、インタビューの途中で目の前の家族(被験者)への感謝の気持ちや愛の言葉を記した手紙を読み上げ、プレゼントを渡すというサプライズを行いました。一連のやり取りの間、高性能なサーモパイル赤外線センサーが仕掛け人と被験者の体温の変化をリアルタイムに測定。その結果、感謝の気持ちや愛の言葉を伝えられた被験者の体温は平均約0.8℃上昇したことがわかりました。
■専門家の声
今回の調査結果について、心と体温の関係について研究されている広島国際大学 医療栄養学部 医療栄養学科の高尾 文子(たかお ふみこ)先生は「愛の言葉で副交感神経が活性化し、体温が上昇することを明らかにした、意義ある実験」として以下のようにコメントしています。
「人間の自律神経は、脳が興奮したときに働く交感神経と、リラックスした状態で働く副交感神経の2つのバランスをとることで成り立っています。緊張する状況下におかれた場合、交感神経が働いて、筋肉が収縮し、手足などの末梢の毛細血管が収縮して血液の循環が悪くなり、末梢の温度が低下します。反対に体がリラックスしている状態では、副交感神経が働き、毛細血管も拡張して、血のめぐりが良くなり、手足の体温が上昇します。親しい人々と交流したり、音楽などを聞いてリラックスしている時は、副交感神経が活性化し、血液が体中を循環して老廃物を回収、新陳代謝を促進して、体のダメージを回復してくれます。今回のパナソニックの動画では、家族からの愛情を被験者が感じることによる体温の上昇を計測していますが、被験者がリラックスし副交感神経が働くことで、末梢体温が上がることは十分考えられることであり、人が愛情を感じ脳も体もリラックスすることで、より健康になっていくということを例示する、興味深い取り組みだと思います。20世紀は左脳(論理)の時代でした。今世紀は感性や五感により注目が集まっています。健康においても、愛を心をゆさぶる言葉で伝えることによって相手の精神にも体にもプラスの影響を与えるような、感性へのアプローチを意識して行っていくべき時代なのでしょう。生活者調査で『愛をもっと伝えたい』という人が6割いたということも、そのような時代の流れをあらわしていると言えます」
家族からの愛の言葉を聞くうちに、最初は驚いていた被験者が感動の涙を流したのち笑顔になる、生の表情の変化を捉えた本動画は、見る人の心まで暖かさで満たします。「愛の言葉は心だけでなく体も暖める」という事実を実証したユニークな実験動画をぜひお楽しみください。
▼[動画] LOVE THERMO #愛してるで暖めよう
https://www.youtube.com/watch?v=cFSPzseb5jQ
▼スペシャルサイトはこちら
http://panasonic.jp/fudan/love/
【実証実験の概要】
■被験者:東京近郊に暮らす実際の6家族
■実験日:2015年12月27日(日)
■実験会場:東京都内ハウススタジオ 室温20℃、湿度32%
■実験方法:室温を20℃に保った室内で1家族ずつ調査。
1. 対象家族には実験会場に来場後、15分間安静状態とさせた。
2. 調査開始後、最初の20分は「家族に関するインタビュー」というテーマで、相手の長所短所、性格などをインタビュアーの質問に答える形で回答。
3. その後、実験にご協力いただいた家族のうち仕掛け人となった方がもう一方の被験者へ感謝の気持ちや愛の言葉を記した手紙を読み、プレゼントを進呈するサプライズを実施(被験者は、仕掛け人の手紙やプレゼントについては何も知らされていない)。
■総実験時間:1家族につき40分程度。
■体温測定方法
・測定方法:サーモパイル赤外線センサー(エスエスシー株式会社提供)による体の表面温度測定。100分の1秒ごとに画像を5000ピクセルに分割して体の表面温度を測定可能な機材を用い、エスエスシー株式会社派遣の調査員監修のもと、測定を行った。
・分析手法:日本サーモロジー学会(香川県)の助言に従い、衣服を着用していない顔の中で、感情の影響が出やすいとされる鼻頭を中心とした付近の表面温度を測定。最初の20分間のインタビュー時の鼻頭の表面温度を平常時の体温、手紙を読んでもらった後の鼻頭の表面温度を「愛の言葉を伝えられた後の体温」として採用、被験者(実験にご協力いただいた家族)の体温変化を分析した。
【高尾 文子(たかお ふみこ)先生 プロフィール】
広島国際大学 医療栄養学部 医療栄養学科 教授
1977(昭和52)年、大阪市立大大学院生活科学研究科前期博士課程修了。1998(平成10)年から広島国際大へ。スペシャルオリンピックスのヘルシーアスリート・ヘルスプロモーション部門 クリニカルディレクターを務める。薬学博士、管理栄養士、生活習慣病予防指導士。福岡県出身。
【本件に関するお問い合わせ先】
ふだんプレミアム 「LOVE THERMO #愛してるで暖めよう」広報事務局
株式会社電通パブリックリレーションズ内 担当:小濱
TEL: 03-5565-2766 FAX:03-3542-0640
<関連情報>
・ふだんプレミアム
http://panasonic.jp/fudan/
・パナソニック エアコン
http://panasonic.jp/aircon/
●「ふだんプレミアム」とは・・・
パナソニックが掲げる新しい家電のコンセプト。豪華や贅沢なものだけがプレミアムではなく、日常にあるくつろぎや和みなど、「なんでもないふだんの中にこそ、宝物がある」といった意味が込められています。「ふだんプレミアム」では、もっと家族を愛するため、ふだんの暮らしをもっととくべつに、もっとていねいにするために、これからの家族の価値観に寄りそう家電製品を提案しています。