著者が初めて女性を主人公にした長編小説『夏帆 The Tale of KAHO』刊行まであと3週間。いよいよ書影のデザインを公開いたします!
株式会社新潮社は、村上春樹さんの最新長編小説『夏帆 The Tale of KAHO』を、2026年7月3日(金)に単行本と電子版で同時に発売開始いたします。単行本は原稿用紙650枚、全1巻の352頁となります。全国各地の書店さまおよびオンライン書店さまでは、すでに予約を開始しています。
発売に先立ち、書影を公開いたします。カバーの表面には書名と著者名を配し、その下には予告ポスターにも現れた謎の動物のようなシルエットが浮かんでいます。

カバー表面

オビ付き書影 表面
オビ付き書影 裏面
ANTEATER Author: Uruhu Mehinako Photo: Rafael Costa (C) Coleção BEĨ
JAGUAR Author: Unknown Photo: Rafael Costa (C) Coleção BEĨ
その不思議な動物とは、作中にも登場する「ありくい」です。帯の表面の写真でその正体が明かされますが、これは「ありくい」を象った椅子で、ブラジル先住民が丸太から彫り出したもの。帯の裏面には、同じく「ジャガー」を象った椅子の写真が添えられています。これらは実用品の域を超えて芸術作品として扱われていて、2018年から2019年にかけて東京都庭園美術館と埼玉県立近代美術館を巡回した「ブラジル先住民の椅子」展に出品されましたので、実物をご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。さて、このふたつの動物から、どんな物語を思い浮かべますか?
■ 内容紹介
「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」
26歳の絵本作家、夏帆は初対面の男にいきなりこう告げられた。
とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い彼女は、 怒りよりもショックよりも、ただ純粋に驚いた。
――この男はいったい何を告げようとしているのだろう?
しかしそれから彼女の周りでは、実にさまざまな奇妙な出来事が起こりはじめる。
第一章 夏帆とモーターサイクルの男
第二章 武蔵境のありくい
第三章 夏帆とシロアリの女王
第四章 守護天使、象の卵とスカーレット・ヨハンソン
■ 著者紹介
村上春樹(むらかみ・はるき)
1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『スプートニクの恋人』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』、『街とその不確かな壁』などがある。『螢・納屋を焼く・その他の短編』、『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、翻訳書など著書多数。2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年アンデルセン文学賞、2022年チノ・デルドゥカ世界賞、2023年アストゥリアス王女賞文学部門を受賞。
特設サイト https://www.shinchosha.co.jp/special/kaho/
村上春樹 Haruki Murakami 新潮社公式サイト https://www.shinchosha.co.jp/harukimurakami/
■ 書籍データ
【タイトル】夏帆 The Tale of KAHO
【著者名】村上春樹
【発売日】2026年7月3日
【造本】厚表紙丸背カバー
【定価】2,860円(税込み)
【ISBN】978-4-10-353440-2
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/special/kaho/