職場の謎マナーに関する意識調査
株式会社エムフロ(本社:東京都渋谷区、代表:北脇陽典)は、お仕事をしている男女493人を対象に「職場の謎マナーに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
職場には、「意味あるのかな」「なぜ続いているのだろう」と感じるマナーや文化も少なからず存在します。
最初は、相手への配慮や人間関係の構築などを目的として始まった習慣でも、時代や働き方の変化によって必要性は変わってきます。
今回、株式会社エムフロが運営するCraudia採用動画制作代行サービス( https://craudia-saiyo-movie.com/ )は、お仕事をしている男女493人に「職場の謎マナー」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、株式会社Unitasの細川晃男氏よりコメントをいただいております。
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「Craudia採用動画制作代行サービス」の公式サイトURL( https://craudia-saiyo-movie.com/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:お仕事をしている人
調査期間:2026年6月18日~20日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:493人(女性366人/男性127人)
回答者の年代:20代 21.4%/30代 38.9%/40代 23.7%/50代以上 16.0%
【調査結果サマリー】
・誰も求めていないと思う職場の謎マナー1位は「メールの書き方」
・職場の謎マナーによって生じるストレスは「気疲れする」
・職場の謎マナーをやめられない理由は「周りの目が気になる」
誰も求めていないと思う職場の謎マナー1位は「メールの書き方」

お仕事をしている493人に「誰も求めていないと思う職場の謎マナー」を聞いたところ、1位になったのは「メールの書き方(21.5%)」でした。2位「休暇取得時の気遣い(15.4%)」、3位「チャットでのやり取り(11.0%)」が続きます。
メールやチャットなど、連絡ツールでのマナーを挙げた人が多くなっています。また、声掛けや挨拶なども含め、礼儀に時間や手間をかけすぎる「過剰さ」への違和感も多くなりました。
職場や周囲に配慮するあまり、負担感を抱く人も多いことがうかがえます。
<1位 メールの書き方>
・メールの「お疲れ様です」や「いつもお世話になります」という文章(20代 男性)
・メールの最後に「ご自愛ください」という言葉を添える(30代 女性)
・メールの宛先を役職順で入れること。先輩から「気にする人は気にするから」と教えていただいた(40代 男性)
一般的なビジネスメールにおける重要な目的は、「早く正確な情報伝達」です。しかし、形式を整えることが重視される面もあり、違和感を抱いている人もいました。
例えば「お疲れ様です」「いつもお世話になっております」といった冒頭の定型文や、「結びの挨拶」「宛先の並べ順」が謎マナーとして挙げられました。このような形式は内容そのものには関連しないため、効率を重視する人にとっては「謎マナー」と感じられます。
相手への礼儀や配慮は円滑なコミュニケーションに欠かせませんが、アンケート回答では「社内メールならいらない」という声も。状況に応じて簡素化すればよいという考え方をもつ人もいるとわかります。
<2位 休暇取得時の気遣い>
・有休前日は朝礼で「明日お休みいただきます」と宣言し、休み翌日に「お休みいただきありがとうございました」と挨拶して回る(20代 女性)
・体調不良などで有休を使って休んだら、菓子折りなどを買ってきてみんなに配る(30代 男性)
・休暇を取得したあとの「謝罪」が嫌だなぁ、と思っています。急遽休んだ場合は、一言言いたい気持ちもわかります。ただ前もって申請して休んでいる人が、休暇を取得したことに対して謝っている場面に遭遇すると、「別に悪いことなんてしてないのに」と思います(30代 女性)
有給休暇などを取得する際に、周囲への挨拶を行うマナーがある職場も存在します。例えば「休暇の翌日、上司や同僚にお礼やお詫びを言って回る」「菓子折りを持参して、お礼やお詫びをする」などです。
もちろん少人数の職場では、一人が突然休むことで周囲の負担が増えることもあり、申し訳なく感じることもあります。しかし有給休暇の取得は働く人の権利であり、急に自分や家族の体調が悪くなることも当然あり、従業員同士では「お互い様」でもあります。
そのため、過剰なお礼やお詫びを強要されることに違和感を抱いている人も多くなりました。
<3位 チャットでのやり取り>
・社内チャットでの「お疲れ様です」から始まる長い定型文や、とくに内容のないスタンプの押し合い(20代 女性)
・グループLINEで、リアクションボタンを全員が押すことになっている(40代 女性)
・「お疲れ様です!」から入るチャット文。チャットのスタンプで終われるコミュニケーションに、わざわざメンションを付けて返信する行為(50代以上 男性)
チャットの謎マナーとしては、「スタンプの押し合い」「定型文で始める」「メンションが必要」などが挙がりました。
チャットが重宝される理由は、メールなどに比べて手軽であることです。しかしマナーやルールに縛られることで、メリットである手軽さが減ってしまうのですね。
上記のようなマナーは相手への配慮ですが、「業務上の必要性が見えにくい」「新たな手間を生み、効率を損なっている」という側面もあります。メールよりも手軽なツールのはずなのに、かえって面倒になっているという違和感が、「謎」という感情につながっていると考えられます。
<4位 過剰な挨拶>
・出勤と退勤のときに、スタッフ一人一人と握手する(20代 女性)
・出社時、全員が社長と役職者のところへ挨拶に行くこと。業務中に出社された場合はその場で起立し挨拶。離席中の場合は気付き次第お席まで行き挨拶(30代 女性)
・出勤時と退勤時の、フロアにいる人間への挨拶回り(40代 女性)
職場における挨拶が、コミュニケーションの基本として大切であることは、言うまでもありません。
しかし「出社時や退社時に上司や同僚の席を回って挨拶する」「上司が出勤したら立って出迎える」などの過剰な挨拶は、謎マナーと捉えられていました。挨拶の形式が、必要以上に重視されているためだと考えられます。
アンケートでは「忙しいのに、いちいち立ったり、相手の挨拶に応じたりするのはしんどい」という声もありました。過剰な挨拶が業務を止めてしまっている様子もうかがえます。
<5位 お土産配り>
・お土産を配る文化(20代 女性)
・出張時には、必ずみんなでお昼に食べる用のお土産を買っていくこと(40代 女性)
・出張のたびに土産を買ってくる(50代以上 男性)
旅行や出張をしたら、職場にお土産を買って帰る人も多いですよね。
「いつもお世話になっているお返し」「思い出のおすそ分け」などとして行っているなら、楽しいコミュニケーションの一環です。しかし、義務になっていると、しんどく感じてしまう人もいます。
旅行や出張のたびに職場全員分のお土産を購入することが当たり前になると、もちろん金銭的な負担が発生します。「忙しくても、時間を見つけて探さなきゃ」というプレッシャーや、「上司から後輩まで、みんなが食べられるものはなんだろう」という悩みも生まれかねません。
自分がもらうと「返さないと」という気持ちにもなるので、延々とお土産のやり取りが続いてしまいます。
職場の謎マナーによって生じるストレスは「気疲れする」

「職場の謎マナーによって生じるストレス」として最も多かった回答は「気疲れする(35.3%)」でした。2位「時間を取られる(27.0%)」、3位「手間がかかる(26.6%)」が続きます。
・毎回丁寧な文章を考えるのに時間がかかるし、相手のスタンプに合わせて返さなきゃいけない空気もあって気疲れします。本来の仕事に集中したいのに、余計な気遣いでエネルギーを消耗してしまいます(20代 女性)
・メールを確認したうえでチャットも確認する必要があるので、二度手間である(30代 男性)
・お金がかかるし、「休んで何が悪いんだ」とも思う。体が痛くて病院に行った次の日に、「お休みありがとうございました」と言いながらお菓子を配ることは、本当に意味がわからない(30代 女性)
・意味のない作業に時間も気力も奪われることです。形式的な丁寧メールの文言を毎回整えるなど、やらないと角が立つだけの気遣いに神経を使うせいで、本来の仕事に集中できず疲労だけが積み重なっていきます(40代 男性)
・本題に入る前の文章を整えるだけで余計な時間がかかってしまって、急いでいるときほど負担に感じます。相手に合わせて言い回しを変えたり、失礼に見えないように気を配るのが地味に疲れます。必要以上に気を遣うことで、集中が途切れることもあります(40代 女性)
・名刺交換の正しい所作を覚えても、何の意味があるのかわからないので、いつも疑問に思いながらやっている。普通に渡しても問題ないのではないかと思うこと自体がストレス(50代以上 女性)
職場の謎マナーは、精神的な消耗や作業量の増加をもたらしているとわかります。
「メールの文面を整える」「チャットにスタンプを押す」「お土産を買ってくる」「挨拶のために立ち上がる」などは、一つ一つは小さな作業かもしれません。しかし積み重なったり頻度が高かったりすると、集中力が途切れたり、負担になったりします。
納得できないまま謎マナーを守らされることで、精神的な疲労や徒労感を感じやすいと推測できます。
職場の謎マナーをやめられない理由は「周りの目が気になる」

「職場の謎マナーをやめられない(自分からやめられない)理由」を聞いたところ、1位は「周りの目が気になる(36.1%)」、僅差の2位は「当たり前になっている(32.9%)」でした。
以下、3位「目上の人がやめない(14.4%)」、4位「会社のルールになっている(4.5%)」、5位「気にする人がいる(3.2%)」の結果でした。
回答からは、やめることで生じるリスクを避けたい気持ちがうかがえます。「周りの目が気になる」「目上の人がやめない」「気にする人がいる」など、周囲との摩擦を恐れてやめられないのですね。
また「当たり前になっている」「会社のルールになっている」という回答も多くなりました。当たり前のことを変えるのには大きな労力が必要だと予想され、自分からは変えられないと考える人が多いのも自然です。
なおアンケート回答者のなかには「私は謎マナーをやめた」という人もいて、「やめた結果、変な目で見られている」という体験談もありました。周りの目が気になるという不安は、杞憂ではないことがわかります。
<1位 周りの目が気になる>
・学歴がない人だと思われそうだからです(20代 女性)
・周りがやっているのに自分だけやらないと浮いてしまい、職場に居場所がなくなってしまいそう。「どうなんだろうな」と疑問に思うことは内に秘め、足並み揃えてやっています(30代 女性)
・自分だけ挨拶を省くと、相手に「礼儀がなっていない」とか「怒っているのか」と誤解されるかもしれないからです(40代 男性)
自分だけ謎マナーをやめてしまうと、周りから変な目で見られそうだという不安を感じる人が多くなっています。具体的には「学歴がないと思われそう」「礼儀がないと誤解されそう」などです。
「周囲からの評価を下げたくない」「職場で気まずい思いをしたくない」という気持ちが、謎マナーを続ける大きな理由になっています。「集団にいる以上、みんなと同じことをしておいたほうが安全」という感覚が、謎マナーの存続に一役買っているとわかりました。
<2位 当たり前になっている>
・ほとんどの人がしていて、習慣になっているため(20代 男性)
・前からそうだから、という雰囲気がある(30代 女性)
・昔からの習慣になっていて、やめるタイミングがないため(40代 女性)
謎マナーが当たり前になっている場合、改めて謎マナーの必要性を議論する機会などは少なくなります。みんなが、当然やるべきものと考えているからですね。
新卒や中途入社してきた人が「変だな」と思う可能性はありますが、「郷に入っては郷に従え」で、その人にとっても当たり前になってしまう可能性があります。
<3位 目上の人がやめない>
・店長とエリアマネージャーの圧が凄い(20代 女性)
・上司が動かないから(30代 男性)
・上層部が始めたアイディアだから、なかなか言えない(40代 男性)
職場の年長者が謎マナーを推進したりこだわったりしていて、やめられないと感じている人もいました。とくに、上司や先輩、経営層が実践しているマナーであれば、部下や後輩の立場で異議を唱えることは、簡単ではありません。
「問題提起すると、評価に関わるのではないか」「叱責されるのではないか」といった不安があるからです。
<4位 会社のルールになっている>
・入社してすぐに先輩から言われたので、もう社内のルールになっているんだと思う(30代 女性)
・会社での決定事項なので(40代 男性)
・ルール違反になるからです(50代以上 女性)
会社のルールとして定められている場合、個人の考えとは関係なく、従う必要があります。やらないとルール違反になってしまい、「評価の低下」や「人間関係上の摩擦」につながる可能性があるからです。
また、入社時にルールとして教えられると、疑問を抱きにくくなります。当たり前のことを変えるのと同様、ルールを変更するにも大きな労力が必要となるため、声をあげにくいことも理由として考えられます。
<5位 気にする人がいる>
・必要な人もいらっしゃいますので、致し方ないこととは思います(50 代以上 女性)
・お菓子をもってくることを楽しみにしている人がいて、やめましょうとも言えない(50代以上 女性)
マナーに関する捉え方は、人それぞれです。そのため、誰も求めていないはずの謎マナーでも、実際には大切にしている人もいます。
自分自身は不要だと思っていても、謎マナーを礼儀や楽しみと考える人がいる以上、一方的にやめることは難しくなります。気にしている人が、「勤続年数が長いなど、職場で声の大きい人」「仕事でよく関わる人」などだと、なおさらです。
そのためマナーの必要性を疑問視しながらも、「気にする人がいるなら、続けるのが無難」と考えるのですね。
まとめ
職場における「メールやチャットの形式についてのマナー」や「過度な気遣いや挨拶」については、誰も求めていないのではと感じる人が多くなりました。手間を増やして貴重な時間を無駄にする原因になったり、過度に気を遣って疲れてしまったりするからです。
本来マナーとは、お互いが気持ちよく過ごすための気遣いであるはずですが、マナーによって疲れてしまう人もいるのですね。
ただ「正直疲れる」「いらない」と感じながらも、「周りの目が気になる」「上司が推進している」などの理由で、謎マナーをやめられない人もいます。スタッフレベルから声をあげることも大切ですが、管理職や年長者などが「謎マナー」の必要性の有無に疑問を抱くことがより重要だと考えられます。
ただ、長年当たり前だと信じてきたことを自分から否定するのは、難しい面も。そのためアンケートでは「世代交代が進んで人が入れ替われば、空気も変わる可能性があると思う」という声もありました。
■細川晃男氏によるコメント
この結果で特に注目したいのは、職場の謎マナーをやめられない理由として、「周りの目」が最多となり、「当たり前になっている」が続いた点です。これは、謎マナーが合理性ではなく、同調圧力や職場の空気によって維持されていることを示している結果といえるでしょう。
「自分だけやめると白い目で見られる」という不安が、誰も望んでいない慣習を残し続ける要因になっていると考えられます。
こうした状況を改善するには、従業員が違和感を安心して口に出せる環境を整え、その声を組織改善につながる前向きな意見として受け止める姿勢が重要です。そうした積み重ねが、形式偏重の文化を見直す第一歩になるでしょう。
▽専門家紹介

細川 晃男
ITエンジニア向けの育成、転職支援サービスを展開しているベンチャー企業の代表。リクルートにてホットペッパー営業責任者として2千人をマネジメント、人事部責任者として2万人と面接し、受かる人/受からない人の特徴を見てきました。現在は、その知見を活かし、未経験エンジニア向けの育成、転職支援サービスを展開するUnitas(ユニタス)を設立し、大手Slerなど10社ほどの経営、人事コンサルにも従事。求職者と求人企業に日々向き合っている経験から「評価される自己PR」や「採用基準とは何か」などさまざまなトピックスを、noteにて日々発信している。
https://unitas.cc/
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■クラウディアについて

株式会社エムフロが運営する総合型クラウドソーシングサービスです。
個の働き方やライフスタイルが多様化する中で、フリーランス、副業、複業などそれぞれの生活に寄り添うサービスの一つとして展開しています。
公式URL https://www.craudia.com/
■株式会社エムフロについて

株式会社エムフロは、ユーザーにとって魅力的な情報を発信し、価値あるサービスを提供するメディア事業を中核とする企業です。
主力のメディア事業を通じて蓄積されたデータやノウハウ、開発成果をフル活用し、効果の高い集客方法をご提案するマーケティングコンサルティングを展開しています。
公式URL https://www.mfro.net/
■会社概要
社名 : 株式会社エムフロ
代表者 : 代表取締役 北脇 陽典
所在地 : 〒150-0011 東京都渋谷区東3-13-11 A-PLACE恵比寿東 4階
設立 : 2004年9月
資本金 : 50,000,000円
URL : http://www.mfro.net/