東京都健康長寿医療センター研究所の涌井智子氏が登壇。ICTを活用した家族支援プログラム「Care-VIP」等の知見をもとに、今後の認知症施策とケアのあり方をお話しいただきます。

日本医療政策機構(HGPI)では、医療政策のオピニオンリーダーやイノベーターを招き、さまざまなテーマに関するセミナーを開催しています。
この度HGPIでは、2026年の認知症月間・世界アルツハイマー月間を記念し、「見えないケアを可視化し、支援の未来をつくる―多様化する家族等の課題とテーラーメイド型支援の可能性―」と題しHGPIセミナーを開催いたします。
2024年の共生社会の実現を推進するための認知症基本法(認知症基本法)の施行を受けて、認知症の本人の尊厳を尊重しながら、本人およびその家族等が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる支援体制の構築が求められています。認知症施策は近年大きく進展していますが、認知症の本人を日々支える家族等が抱える負担は依然として大きく、こうした課題への対応が引き続き求められています。
そこで今回のHGPIセミナーでは、家族等のケア負担や心身の健康に焦点を当て、涌井智子氏(東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム 准主任研究員)をお招きします。家族形態の多様化に伴うケアラーの属性や課題の変化、ICT(情報通信技術)を活用したテーラーメイド型の家族支援プログラム「Care-VIP」等の知見を踏まえ、認知症の本人と家族等が生活の中で抱える困難や課題を整理した上で、両者がそれぞれ自分らしく暮らすことができる共生社会の実現に向けて、今後の日本の認知症施策とケアのあり方についてご講演いただきます。
【開催概要】
■登壇者:涌井 智子 氏(東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム 准主任研究員)
■日時:2026年9月15日(火)18:30-19:45
■形式:オンライン(Zoomウェビナー)
■言語:日本語
■参加費:無料
■定員:500名
詳細・お申込はこちら
【登壇者プロフィール】
涌井 智子(東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム 准主任研究員)
東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学分野博士(保健学)。2013年より現職。公衆衛生学・老年社会科学を専門とし、要介護高齢者とその家族が介護を担う生活の中で抱えるさまざまな課題を研究している。近年は、家族介護者への介護定量化支援プログラムの構築や、要介護高齢者と家族のための災害準備支援の研究に従事。研究成果をもとに、家族介護者支援のためのプログラム実装や地域での活用にも取り組んでいる。
■日本医療政策機構とは: https://hgpi.org/
日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)は、2004年に設立された非営利、独立、超党派の民間の医療政策シンクタンクです。市民主体の医療政策を実現すべく、独立したシンクタンクとして、幅広いステークホルダーを結集し、社会に政策の選択肢を提供してきました。特定の政党、団体の立場にとらわれず、独立性を堅持し、フェアで健やかな社会を実現するために、将来を見据えた幅広い観点から、新しいアイデアや価値観を提供しています。設立以来、女性の健康、がん対策、認知症、薬剤耐性、再生医療、グローバルヘルスなど、当時は十分に議論されていなかったテーマをいち早く政策課題として提示し、法制度や国家戦略の形成、国際的な政策議論に反映されるなど、具体的な政策の前進に寄与してきました。こうした継続的な取り組みは、国内外の政策関係者や国際機関からも一定の評価を受けており、日本発の医療政策シンクタンクとして国際的な対話の場に参加し続けています。
日本国内はもとより、世界に向けても有効な医療政策の選択肢を提示し、地球規模の健康・医療課題を解決すべく、これからも皆様とともに活動を続けていきます。
