村上隆といえば、アニメやサブカルに影響を受けたポップな作風や、ルイ・ヴィトンとのコラボなどで知られる世界的現代アーティスト。そんな村上が、何と齢50にして映画監督デビュー!メガホンをとるのは、震災後の日本を舞台にファンタジーな世界を描き出すジュブナイル作品「めめめのくらげ」。
実写+CGの融合で生み出されるこの作品は、CGカットだけで900カット以上と、今までの日本映画にはないスケールと世界観の意欲作だ。ストーリーは、主人公の小学生、正志がくらげのような不思議な生き物“くらげ坊”と友情を築くところから始まる。くらげ坊を学校に連れて行った正志は、実はほかの生徒も大人には見えない不思議な生物=“ふれんど”を連れていることに気付き、“ふれんど”の正体をめぐって物語は展開されていく。
主人公の正志とヒロインの少女咲を演じるのは、子役実力派の末岡拓人と浅見姫香。そのほか、染谷将太、黒沢あすか、津田寛治など豪華かつ個性派キャストが名を連ねる。
村上は「子どものころ夢中でみていたゴジラ、ウルトラマンなどの特撮の世界。そして大人になっても『スターウォーズ』やスピルバーグ、宮崎駿など、熱は冷めなかった。この作品はそれらの要素と今の日本の混沌をまぜこぜにした、新しいSFファンタジーです」とコメント。
すでにシリーズ2作目「めめめのくらげ2」の制作も始まっており、映画業界、アート業界などで大きな話題となっている。「めめめのくらげ」は、2013年4月26日からTOHOシネマズ 六本木ヒルズなどで公開予定。
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