地震大国といわれる日本。政府の地震調査委員会によると、今後30年以内にマグニチュード7クラスの地震が発生する確率は、関東から四国にかけての太平洋側で軒並み高くなっており、南海トラフ沿いも前回調査より上昇しているのだとか。
となれば当然、地震への備えや対策が急務となってくる。
そこで9月1日の防災の日に合わせ、電波から地震発生の前兆現象をとらえて時期・地域・規模を予測し、地震発生の1週間以内に知らせてくれる地震予知サービス「予知するアンテナ」がスタート。第1弾として、まずは検知対象エリアを関東中心に絞って提供される。
同サービスは、新聞・テレビなどメディアでも話題の日本地震予知学会 代表理事を務める、電気通信大学の早川正士名誉教授の地震予知理論に基づいたもの。
地震の前に発生する電磁波を直接受信する方法と、身の回りの電波を観測する方法とを用いて、地震の3要素(いつ、どこで、どのくらいの規模)を約1週間前に予測して教えてくれるという。
これまで早川教授が世界中で研究に用いてきた観測手法を日本に集結させたというこの地震予知観測は世界初となる試みで、その的中率はなんと70%という精度の高さを誇る。
今後はさらなる地震予知の精度向上と、巨大地震の予知実現を目指していくのだそう。
利用方法はカンタン。Webサイト「予知するアンテナ」にユーザー登録するだけで、すぐにPC・スマホから閲覧することができる。
無料コンテンツとしては、全国各地の災害情報や地震規模に合わせた防災グッズの紹介、防災・減災のお役立ち情報などを掲載。
有料コンテンツ(月額 税抜500円)としては、検知対象エリアの地震予測情報を会員向けに週2回配信してくれるというサービスがある。
今後は検知対象エリアを順次拡大させ、来年9月には全国版対応をめざすというから、関東以外に在住の人も、ぜひ注目してみてほしい。地震による不意打ちを避けるためにも、同サイトを常日頃からチェックしておきたいものだ。
「予知するアンテナ」はコチラ( http://yochisuru-antenna.jp/ )。