兵庫県神戸市にある六甲高山植物園で、秋に咲く数少ない高山植物「ヒダカミセバヤ」が咲き始め、あと一週間ほどで見頃を迎える見込みだ。その他にも様々な種類のミセバヤが咲き始め、秋の訪れを告げている。
ミセバヤとは、美しい花を「(君に)見せたい」という意味で、この花の優美さを讃えたことからついた名といわれている。数少ない秋咲きの高山植物で、色とりどりの花と多肉質の葉を持つことで知られており、植物学者のシーボルトが日本国外にもその存在を伝えたことによって、園芸品種としても愛されてきた。
「ヒダカミセバヤ」は、北海道に分布する多年草。濃いピンク色の花がなんとも美しい。
「カラフトミセバヤ」は、北海道と樺太に分布し、和名は樺太で発見されたことから名づけられた。多肉の芽先はとがっていて、他種とはすぐに見分けることができる。
「ツガルミセバヤ」は、東北地方の日本海側の山地の岩場に生息。花茎は長さ10~40cmで、乳白色の花が咲く。
ミセバヤは園内では9月中旬頃まで楽しめる見込みだ。
六甲高山植物園の入園料は、中学生~64歳:620円/4歳~小学生:310円/65歳以上:520円。開園期間は11月25日(日)まで。9月6日(木)は休園日となっているので気を付けて。
秋晴れの空のもと咲く美しい花は、SNSでも映えること間違いなし!六甲高山植物園で、秋の訪れを感じてみては。
■「六甲高山植物園」
住所:兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
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