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巨匠の油彩画とフラワーアーティストのコラボが実現!

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箱根にあるポーラ美術館で、絵画に描かれた「時間」の表現に焦点を当てる「名画の時間」展が12月8日(土)から開催される。

絵画作品は時間と共に変化することも動き出したりすることもないのに対し、絵画に描かれた世界にはいくつもの「時間」が表現されている。そこで、この展覧会では、フラワーアーティストとして活躍する東信(あずま・まこと)がポーラ美術館収蔵の花の絵画とコラボレーションした映像作品「Drop Time」シリーズを展示。

『菊』1912年/黒田清輝作、『アネモネ』1883-1890年頃/ピエール・オーギュスト・ルノワール作、『日本風の花瓶』1908年/オディロン・ルドン作の3点を生花によって再現し、さらにその花々を数週間にわたって撮影して花の命の移ろいを記録することで、こぼれ落ちていくような「時間」を表現した映像作品となっている。絵画に描かれた「時間」の表現を、東信によるコラボレーション作品を交えて体感できる貴重な機会だ。


記事最上の写真は東信『Drop Time-菊』、こちらの写真は黒田清輝『菊』だが、比較すると巨匠による作品が生花により再現されていることがよくわかる。

入館料は、大人1800円、65歳以上1600円、大高生1300円、中小生700円。会期は2019年3月17日(日)まで。

■「ポーラ美術館」
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

黒田清輝『菊』1912年(大正元)油彩/カンヴァス
東信『Drop Time-菊』2018年ビデオ©AMKK

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