熊本県のJR肥薩線矢岳駅近くにある旧駅長宿舎をリノベーションした古民家ホテル「星岳・月岳(ほしたけ・つきたけ)」が、8月2日(金)にオープンする。
「星岳・月岳」は、明治末期に建てられた旧国鉄駅長官舎を再生した1日1組限定のラグジュアリーな宿。
この建物は、国の登録有形文化財に登録され、全国的にも現存するものが少ない明治の鉄道官舎建築のひとつだ。
日本の各地方の課題として、過疎地域の鉄道維持、遊休設備の観光施設化、サービス人材の確保、魅力的な地域産品の情報発信の必要性が挙げられているが、このホテルでは、鉄道遺産3駅にまたがる地域分散型の開発と、人吉球磨の歴史や文化、郷土食材、地域人材を活用した高付加価値サービスの提供を目指している。
また、昨年9月に大畑駅前に開業したフレンチレストランと連携したオーベルジュ(宿泊施設を備えたレストラン)として、広域周遊観光を実現していく。
今回この古民家ホテルを手掛けたクラシックレールウェイホテルは、今後、九州地域の鉄道沿線に同コンセプトのホテル・レストランを展開していくという。
明治の鉄道遺産に泊まるという贅沢。観光列車では体験できない余白をここで体験してみて。
■「星岳・月岳」
住所:熊本県人吉市矢岳町字葭ノ本4762
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