休校や外出自粛の影響で、家庭での時間を持ち余している子どもたちもいるのでは。
丸善、ジュンク堂書店、文教堂、啓林堂書店とハイブリッド型総合書店「honto」サイトで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計した「絵本・児童書ランキング」が3月12日に発表された。
子どもでもわかりやすいように解説したロングセラーの法律本や、サバイバルテクニックを紹介する本などユニークなラインナップを紹介しよう。
いま読まれている上位5冊を紹介
第5位は『小説映画ドラえもんのび太の新恐竜』。
藤子・F・不二雄さん原作のドラえもん50周年記念作品の小説版。現在は新型コロナウイルスの影響で映画の公開が延期となっているが、本書を読みながら公開を心待ちにしている人も多いのでは?
第4位は『もしものせかい』。
“きみにとってとてもだいじなものが、もしものせかいにいって、もどってこないとき、とてもつらいかもしれないけれど、だいじょうぶ。なぜなら…。”
大人気の絵本作家であるヨシタケシンスケさんの作品。今年発売の新刊で、著者の優しい世界観に包まれたい人は必見だ。
第3位は『今すぐ身につけたいサバイバルテクニック 遭難・災害…キミは生き残ることができるか?』。
アウトドアの達人・かざまりんぺいさんとえびなみつるさんが、無人島で生きていくためのさまざまな技や知恵、さらに、災害が起きても生き残る・生きのびるための技術を紹介。月刊誌『子供の科学』連載を大幅に加筆し再構成して書籍化したもので、これを機に親子で一緒にサバイバル術を身につけてみても面白そうだ。
第2位は『なんだろうなんだろう』。
第4位と同じヨシタケシンスケさんの著書がランクイン。小1~中3の道徳教科書(光村図書)のコラムにかき下ろしを加えた同書。“「学校」ってなんだろう”など、12の「なんだろう」をしなやかに、具体的に、ユーモアたっぷりに描いている。
そして第1位は『こども六法』。
同書は、昨年の夏の発売以来、上位ランクインが続く山崎聡一郎さん著のロングセラー。大人でも知らない難しい法律の話を子どもでもわかりやすいように、漢字にはカナをふりイラストもまじえて解説してくれる。親子で楽しく、社会のルールを再確認できる1冊だ。
3月から休校になった学校も多く、親子が一緒に自宅で過ごす時間も多いはず。そんな時間を読書にあて、有意義に過ごしてみてはいかがだろう。
※ハイブリッド型総合書店honto調べ(集計期間:2020年1月1日~2020年3月10日)