非常時の栄養バランスを整える栄養機能食品「備蓄用栄養補給スープ “ライフスープ” ぽかぽかやさいスープ」が、7月6日(月)より発売中だ。
被災後の「健康災害」に備えて
災害直後は、生き延びるためのエネルギーとして「水」や「主食」が不可欠。しかし米やパン、カップ麺などばかりでは栄養が偏り、4日目以降にはビタミン・ミネラルなどの栄養が不足することで「健康災害」に陥るという。食料備蓄は単に「空腹を満たせればいい」というわけではなく「栄養を管理できる備蓄」が必須条件となる。
また被災下において、食事に気を使う必要のある人の存在がクローズアップされている。嚥下困難の高齢者、持病を抱えて食事制限がある人、妊産婦、幼児などの要配慮者は、今までの備蓄品や支援物資を摂食することが困難かもしれない。
食事を摂れないことは、深刻な栄養失調や体調不良につながる。そんな現状を何とかしたいという思いのもと、マタニティ食品メーカー・ベジタルは、0歳〜100歳まで誰でも食べられる「スープ」に着目。実際の被災者の声を集め、同社のノウハウを生かして“ライフスープ”を完成させた。
「最低限の避難生活」から「健康的な避難生活」へ
同商品の商品開発は、前橋市の新製品開発補助金を利用し、前橋工科大学 食品機能開発工学研究室 本間知夫教授との産官学連携、災害備蓄管理士・群馬県災害福祉支援チームである田口勇夫氏の協力のもと実施。
“「最低限の避難生活」から「健康的な避難生活」へ”をモットーに、非常時・災害時でも被災者の栄養バランスを整えて健康を維持することを目的に開発した。
野菜コンソメ味の粉末スープ
同商品は、健康維持に必要な11種類のビタミンと2種類のミネラルを配合した、野菜コンソメ味の粉末スープタイプ。5年間保存可能で、アレルギー特定原材料など28品目や化学調味料などを使っていないのも嬉しいポイントだ。
陽だまりに咲くタンポポ(ダンディライオン)の顔を持つライオンをモチーフにしたオリジナルキャラクターが、子どもにも親しみやすい。
「備蓄用栄養補給スープ “ライフスープ” ぽかぽかやさいスープ」の価格は7食入/1330円。非常持ち出しバッグにはもちろん、キッチンの食品ストッカーにも備蓄しておきたい。