宮城県東松島市の防災エデュメント施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」で10月20日(火)~11月1日(日)に行われるアートイベント「なないろの芸術祭」にて、「えんとつ町のプペル 光る絵本展」がスタートした。
被災した小学校にアート作品が集結
「えんとつ町のプペル」は、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣氏をプロデューサーとして、イラスト・着色・デザインなど総勢33名のクリエイターによる分業体制で4年をかけて制作された絵本。
昨年は全国各地で「えんとつ町のプペル 光る絵本展」が開催され、大好評のうちに一旦幕を閉じた。「光る絵本」は展示後に高野山三宝院に奉納されたが、今回は、震災から未来に向かう希望のメッセージとして特別復活展示されることなった。
「なないろの芸術祭」では、震災から来年で10年を迎えるにあたり、西洋のお盆とも言われる“ハロウィン”に、被災した小学校を再生した施設「KIBOTCHA」で鎮魂の祈り込めたアート作品を展示。「えんとつ町のプペル 光る原画展」のほか、「世界一のサンドアート制作展示」「竹あかり審美会」「飲食お祭り出店」「親子遊びイベント」など盛りだくさんの内容だ。
「えんとつ町のプペル 光る絵本展」の会場は、「KIBOTCHA」屋内2階。また、シアタールームの大画面で関連動画も放映される。
入場チケットは、一般1,000円・小中学生500円。同展では、新型コロナウイルス対策を万全にしているので、来場の際は協力を。
映画「えんとつ町のプペル」も12月に公開
えんとつ掃除屋の少年ルビッチと、ゴミから生まれたゴミ人間プペルが巻き起こす“信じる勇気”の物語「えんとつ町のプペル」。幅広い世代に愛され、今なお世界を魅了し続ける同作は、映画化も決定し、12月に全国公開!原作者の西野氏が自ら製作総指揮・脚本を手がけており、絵本では描かれないえんとつ町の“本当の物語”を描き出している。制作はSTUDIO4℃が担当。こちらも楽しみだ。
この秋展開される展覧会や映画で「えんとつ町のプペル」の世界を体験して、今だからこそ自分の夢を信じてみては。
■「KIBOTCHA」
住所:宮城県東松島市野蒜字亀岡80番
画像©Akihiro Nishino/Yoshimoto Kogyo Co., Ltd.