飛騨信用組合は、飛騨地域限定の電子地域通貨「さるぼぼコイン」でしか買うことができない飛騨・高山の裏メニューを集めたWebサイト「さるぼぼコインタウン」を、12月4日(金)から公開している。
高山市・飛騨市・白川村の電子地域通貨
2017年12月4日にリリースされ、3周年を迎えた「さるぼぼコイン」。「さるぼぼコイン」とは、高山市・飛騨市・白川村の2市1村で流通する電子地域通貨で、スマートフォンアプリを利用した二次元コード決済の仕組みだ。
現在ユーザー数は18,616人、利用加盟店は1,561店舗。今回の「さるぼぼコインタウン」のオープンを通じて、これまで地域内だけであったターゲットを地域外からの観光客などにも広げ、域内経済循環の促進と地域のコミュニティの活性化をより一層進めていくことを目指している。
「さるぼぼコイン」でしか買えない裏メニュー
「さるぼぼコインタウン」は、飛騨・高山のさまざまな事業者と連携し、開発を行った新商品や新サービスの裏メニューが掲載された情報サイト。
プレミアムなものからユニークなものまで多岐に渡るラインアップを揃えており、日本円ではなく、地域を循環し地域経済に貢献する地域通貨「さるぼぼコイン」でしか買えないことが大きな特徴だ。
個人的な商品から“山まで販売
“飲食店”では、「市場に出回らない幻の純米大吟醸」「飛騨牛の中でもレアな部位のお肉」「イタリア料理屋のカツ丼」「工場で食べる揚げつけ」といった貴重な品々など、店ではふつう提供していない特別メニューや非売品を集めた。
“非売品”には、飛騨春慶の職人が自分のために作った「ビールグラス」や、スーパーカミオカンデの「紙芝居」など、店では買えない個人的な商品が登場。さらに「山」を販売する事業者も!
話や体験なども提供
“飛騨の「ひみつ」の話/一芸”では、「夫婦の歌」「千原さんのひみつ話」「飛騨のディープスポット情報」など、コミュニケーションも販売される。
“地元民が贈る「飛騨の体験」”では、店を貸し出す「ひとりぼっちの時間」や、名物案内人による「飛騨の古い町並み特別ツアー」など、ふつうでは味わえない体験を用意している。
なお、現地でのメニュー提供においては、十分に新型コロナウイルス感染防止対策を実施。また、現在は直接事業者のもとでしか利用できないものばかりだが、今後、非対面でも提供可能なメニューを拡充していくというので、そちらも楽しみだ。