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見た目はタバコ、中身は“川根茶”!「チャバコ」伊豆箱根鉄道の3駅で発売

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静岡県川根本町で日本茶の事業などを手がける「KAWANEホールディングス」と「伊豆箱根鉄道」がコラボレーション。

タバコを模したスティックタイプの粉末茶『Chabacco(チャバコ)』が、12月10日(木)から伊豆箱根鉄道・駿豆線の3駅(三島駅・伊豆長岡駅・修善寺駅)にて発売中だ。

使われなくなったタバコの自動販売機を活用

「Chabacco」は、スティック型の粉末茶をタバコサイズの箱に入れた商品。

タバコのように専用の自動販売機で販売するスタイルが特長で、4月から川根本町内の4箇所で販売開始し、その後も設置場所を増加。今回、伊豆箱根鉄道が属する西武ホールディングスの2つのプロジェクトに「Chabacco」が選ばれたことを契機に、同鉄道での販売が実現した。

同プロジェクトは、自由な発想で幅広くアイディアを公募する「SWING OPEN」と、ロスだ思われていたあらゆるものを価値に変える「LOSS TO VALUE」。近年、喫煙者の減少に伴い、全国に設置されているタバコの自動販売機も減少し、年間2万台の自動販売機が廃棄されるなか、同商品は使用されなくなった自動販売機を利活用することで新たな価値を見出している。

本格的な静岡茶を気軽に味わえる!

同商品は、急須や湯呑みがなくても、水かお湯さえあれば、いつでもどこでも本格的な静岡茶を味わうことができる粉末茶なので、お土産にもぴったり。コロナ禍において新しい生活様式が求められるなか、自動販売機なら非対面で購入できるのもポイントだ。

3駅それぞれのデザインに

また「Chabacco」は発売される駅ごとに異なるデザインになっているのも魅力。

「三島駅」伊豆箱根鉄道改札口横で販売されるのは、富士山をバックに源兵衛川を渡る駿豆線のデザイン。「伊豆長岡駅」のYショップ伊豆長岡駅売店前では、韮山反射炉・芸者・イチゴのデザイン。「修善寺駅」のイズーラ修善寺では、竹林の小路のデザイン。3種類すべてに駿豆線の車両写真が入るのも嬉しい。価格は1箱600円(税込)。

茶業や地域観光の活性化を目指して

同社によれば、海外における日本茶ブームが取り沙汰される一方で、国内ではお茶離れが深刻化し消費が低迷しているという。

日本一の茶産地・静岡県でも、茶農家数や茶園面積が年々減少。同商品は100%川根本町産のお茶を使用することで、静岡茶の新たな需要の開拓や販売促進にも一役買うことも目指している。

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