紙再生サービスメーカーの山陽製紙が展開する再生紙ブランド「crep(クレプ)」が、画家で絵本作家のミロコマチコさんとコラボした「ミロコマチコ×crepピクニックラグ」を、公式オンラインショップ「Repepa(リペパ)」で7月1日(木)から販売中だ。
工業用再生紙をアップサイクル
2016年にスタートした「crep」は、同社の工業用再生紙を活かしたアップサイクルブランド。
材料となるのは、セメント袋の口縫い用テープや電線類を包装する紙として使われてきた、古紙が原料の「crepe paper(クレープペーパー)」。独特のシワから生まれる強度と伸縮性、紙としては珍しい耐水性も兼ね備えた高機能再生紙だ。
2019年には、子どもたちが外で遊び自然と親しむ機会を作りたいという思いから、絵本作家tuperatuperaさんデザインの「遊べるレジャーシート」をリリース。
今回は第二弾として、ミロコマチコさんとのコラボが実現した。
奄美大島の暮らしから生まれたレジャーシート
現在ミロコマチコさんが暮らす奄美大島では、毒蛇ハブがおり、野原でピクニックをする機会が少ないことから、海辺で遊ぶレジャーシート2柄が誕生。
「ワイルドキャット」は、太いしっぽが印象的な猫モチーフデザインで、そのまま絵具で描いたような力強い筆遣いが魅力。貝殻を載せて模様を作って楽しむこともできる。カラーは、ピンクとブルーの2色を用意。
「海の中」は、海辺で使用するのにぴったりな魚のモチーフが描かれている。たくさんの魚が海の中を泳いでいるように見えるよう、一色印刷機で色を3回重ねて作られていて、柄の重なりが1点ごとに変わる。カラーは、クラフトとグレーの2色。
価格は、<Sサイズ>60cm×90cm/1,100円、<Mサイズ>90cm×135cm/1,650円、<Lサイズ>110cm×200cm/2,200円(すべて税込)。
現在、いきものの姿を伸びやかに描いているミロコマチコさんの展覧会「いきものたちはわたしのかがみ」が全国美術館を巡回中で、7月24日(土)から開催される高知県立美術館などでも同商品が販売される。