Pleasure Supportは、“障害者に光を当てたい”というコンセプトで、社会参画を目的とした手作りスイーツブランド「MUga-MUchu」を設立。「ブールドネージュ」300箱の製造を目指して、8月18日(水)正午からクラウドファンディングを実施する。
障害者が安定した仕事をするために
Pleasure Supportは、障がい児をもつ母親の「1日だけ自分の子どもが先に逝ってほしい」という言葉に衝撃を受け、2007年から障害者支援をスタート。14年間取り組みを続けてきたが、福祉事業所が企業から安定して仕事を取ってくることは難しく、自分たちで作ったお菓子を売ることもなかなか厳しいのが現状だ。
そこで、「MUga-MUchu」プロジェクトが発足。丸ごとメロンケーキを生んだ加藤幸樹氏(Atelier Katoオーナーパティシエ)とブランドマネージャー河野伸平氏が監修し、洗練された味とデザインの商品を大阪府住吉区の福祉事業所「オガリ作業所」で製造する。
“無我夢中”でお菓子を作る
今の社会では、障害者は光の当たりにくい存在で、その努力は見えにくい。しかし、無心で手を動かせばいつか光が差し、夢に手が届く。
障害者が“無我夢中”でお菓子を作り、そのお菓子を食べる人もそのひとときに“無我夢中”になってほしい。そんな想いを込めてブランドネームは「MUga-MUchu」と名づけられた。
世界初のメロンケーキ職人がサポート
加藤氏は、レシピの提供や製造に関する技術面の指導を担当。また、クオリティだけでなく、事業所の製造体制の強化についても試行錯誤を重ねている。
「MUga-MUchu」で製造するのは「ブールドネージュ」と呼ばれるお菓子。フランス語で「雪の玉」という意味を持ち、“作った人ももらった人も幸せになれる”という言い伝えがある。
パッケージデザインへのこだわり
パーケージのカラーは、光と影を表す白と黒で統一。“今の社会では光が当たりにくい障害者に光を当てたい”というコンセプトを、外装は黒く蓋を開けると中は白く明るいお菓子が入っているという演出で表現している。
クラウドファンディングは、9月30日(木)まで。詳細は、「MUga-MUchu」公式サイトにてチェックしてみて。