「つぐつぐ」の金継ぎによる器再生事業が、9月10日(金)にリニューアルオープンした「MUJI 新宿」にて業務提携を開始。割れ・欠け・ヒビの入った陶器・磁器などを日本の伝統技術で美しくよみがえらせ、愛着ある品をより永く使っていく選択肢を提供する。
「つぐつぐ」と「MUJI 新宿」の業務提携で、“壊れた器の金継ぎ修理受付”と“壊れた器のドネーション受付”サービスが可能となった。
金継ぎ
金継ぎとは、室町時代から伝わる日本伝統の修復技術。割れた陶器や磁器などを修理するだけでなく、その割れ面を金粉で装飾することで新たな価値を見出し、永く使えるようになる。近年、日本独特の芸術として海外からも注目を浴びている。
金継ぎ修理受付
「MUJI 新宿」に、壊れた器を持ち込み、申込書を記入することで、修理を受け付ける。壊れた器は「つぐつぐ」が引き取り、責任持って金継ぎによる修理を行い、依頼主に返却する。料金の目安は「MUJI 新宿」、「つぐつぐ」の店舗にて確認を。
また自身の器が金継ぎ可能か事前に知りたい人は、「つぐつぐ」に壊れた器の写真をメールで送信すると、概算見積りが可能。破損部の大きさが分かるよう、定規を入れて複数写真を添付する。なお、正確な金額は、「つぐつぐ」が実物を見てから決定する。
壊れた器のドネーション受付
「買ったばかりで状態が良かった品や大切にしていたアンティークが、割れたり欠けたりして普段使えなくなってしまったけれど、捨てるのはもったいない」といったような品を「MUJI 新宿」に持ち込めば、「つぐつぐ」が引き取り、再利用する。
引き取った器は、状態が良い品は金継ぎ修理して国内外に再販売し、販売に向かない品は金継ぎ教室での練習に使う。
金継ぎ修理依頼の流れ
金継ぎ修理依頼の流れは、「MUJI 新宿」に金継ぎ修理を依頼したい品を持ち込み、申し込みから2週間以内を目処に、「つぐつぐ」より、電話またはメールで、金額と修理完了予定日に関する連絡がある。依頼をキャンセルする場合の返送は着払いで依頼者負担となるので注意が必要だ。
「つぐつぐ」による提案内容に合意すると修理開始。なお、伝統的な金継ぎは手間隙がかかるため、通常1~3ヶ月、破損の状態によっては半年~1年かかることも。
修理が完了したら、電話またはメールで連絡があり、修理品を受け取り、代金を支払う。
金継ぎに特化した「つぐつぐ」が気になる人は、「つぐつぐ」公式HPをチェックしてみて。