島根県立石見美術館ではコレクション展「花鳥と走獣」を10月6日(水)~11月7日(日)の期間、開催中だ。
掛軸8点、屛風2点、合計10点を紹介
日本画の伝統的な題材に、「花鳥」と「走獣(そうじゅう)」がある。花鳥画は文字どおり、花(植物)や鳥を描いた絵だが、虫や魚などを描いた絵も含まれる。
もともとは子孫繁栄などを表す吉祥的な絵として好まれていた。走獣画には唐獅子、牛馬、猿などの絵があるが、同展は龍虎図を紹介する。
龍虎図は、東と西を守る御霊獣を一対で描いた絵で、水墨で描かれたものが多い。神聖さや威厳の高さを表すため、もともとは寺社仏閣や権力者たちに求められた絵だ。
同展では同館所蔵の花鳥画と走獣画の日本画作品より、掛軸8点、屛風2点、合計10点(予定)を紹介する。
展示作品
展示作品は、中林竹渓《秋草群雀図》 江戸時代後期、今尾景年《花鳥図屛風》 明治時代~大正時代・20世紀初、横山華山《龍虎図屛風》 江戸時代後期・19世紀初、など。
同展の会場は、島根県立石見美術館 展示室A(グラントワ内)で休館日は毎週火曜日、開館時間は9:30~18:00(展示室への入場は17:30まで)となっている。
この機会に、「花鳥と走獣」を観覧しに島根県立石見美術館を訪れてみては。
■コレクション展「花鳥と走獣」
会場:島根県立石見美術館 展示室A(グラントワ内)
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