追手門学院大学の地域創造学部で地域活性化について学ぶ学生が、食物アレルギーに悩む子どもと保護者を支援しようと茨木市内の洋菓子店やショッピングモールと協力し、11月14日(日)に食物アレルギーをテーマにしたイベントを開催する。
アレルギー対応食品に関する理解を深める
同イベントを企画・運営するのは、地域創造学部の藤原直樹ゼミで子育て支援による地域活性化を実践的に学ぶ3年生5人。
2019年に東京都が行った3歳児調査によると、約15%の子どもに食物アレルギーの疾患がみられ、20年前と比べて増加傾向にあるなど、食物アレルギーが子育てをする親にとって不安な悩みのひとつであることに注目した。
学生らは、アレルギー対応食品に関する理解を深めること、また、イベントを通して子育てへの理解がより一層深まる地域になることを目標に、大学に隣接するイオンタウン茨木太田と、アレルギー対応食品を販売する市内の飲食店や洋菓子店に協力を呼びかけ、今回のイベントを実現させた。
茨木総持寺キャンパスで講演会実施
イベントでは、追手門学院大学の茨木総持寺キャンパスを会場に、自身もアレルギーがある息子を持つ母親で患者会の代表を務める大森真友子氏が、食品表示の見方や災害時における非常食の注意点などについて講演を実施。
講演会への参加には事前予約が必要で、定員は60人となっている。予約はWEBにて受付中だ。
アレルギー対応商品の紹介・販売も
また、イオンタウン茨木太田の食品売場前では、無添加素材にこだわる市内の洋菓子店「柊夢(とうむ)」で販売中の食物アレルギー対応カップケーキ「素朴ちゃん」の製造工程などを学生らがまとめパネル紹介し、販売。
さらに、イオンのプライベートブランドトップバリュから、アレルギー配慮食品「やさしごはん」シリーズの紹介と販売も行う。
市の助成金で運営を実施
なお、この取り組みは茨木市が公募する「いばらき・学生等連携事業補助金」にも採択され、市の助成金で運営を実施。イベント来場者にはアンケートをとり、結果を茨木市に報告することで今後の住民サービスに役立ててもらう予定だという。
来場者特典は「やさしごはん」
イベントの参加費は無料。来場者には特典として、食品アレルギー対応食品「やさしごはん」がプレゼントされる。
■追手門学院大学茨木総持寺キャンパス
住所:大阪府茨木市太田東芝町1-1
■イオンタウン茨木太田
住所:大阪府茨木市城の前町2-1
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000221.000034112.html