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勉強のしかた、休み方を再考しよう!2E(ギフテッド&発達障害)のための本が発売

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合同出版は、高山恵子氏著の『2E 得意なこと苦手なことが極端なきみへ 発達障害・その才能の見つけ方、活かし方』を12月23日(木)に発売する。価格は1600円(税抜)。全国の書店・Amazon・楽天ブックスなどで販売予定だ。

著者の高山氏は、専門はADHD等高機能発達障害のある人のカウンセリング教育を中心にストレスマネジメント講座などにも力を入れている。

2E(Twice-Exceptional)


2E(Twice-Exceptional)とは、発達障害と何らかの優れた才能を併せもつ子どものこと。個人の中で能力の発達の凸凹が大きいため、がんばれば凹の部分も凸と同じようにできるはず、と誤解されて叱咤激励の結果不登校におちいる子がいる。

また、浮きこぼれの子に当てはまるように学校の授業が簡単すぎてつまらないと思う一方で、運動が不得意で体育には参加したくない、同級生とは話題があわない2Eの子は、能力をもっていても発揮できないこともある。

具体的な提案をする本


同書は、2Eの人たちが自分に合ったやり方で生きるために何が必要か、周囲の人はどんな支援をしたらいいのかなどの疑問に対して、ワークとイラストを入れながら具体的な提案をする本だ。

例えば授業中に、授業の内容とは別のアイデアが浮かぶことはないだろうか?それはもしかしたら、クリエイティビティというとても貴重な能力のサインかもしれない。でも、学校や社会で、特に周りに合わせるルールが大切な場所でこの力を発揮しすぎると「ルールを守れない」というレッテルを貼られてしまう。

同じように、こだわりも最後まできっちりやる、細かいところまで徹底するという貴重な能力だが、ときと場合によっては、融通がきかない、集団行動ができない人と判断されてしまう。

つまり、特性を才能とするためには、適切なときと場所でその特性を発揮する必要がある。自分の特性を最大限発揮できるときと場所を見つけることこそが、大切なのだという。これを自分一人でやるのはなかなか難しいので、客観的にアドバイスをくれる親や支援者の存在が重要になる。

よりよい生活を送るためのアドバイス


同書では、2Eの人が自分の理解を深め、能力に気づき、よりよい生活を送るためのアドバイスが4章で構成されている。

気になる人は『2E 得意なこと苦手なことが極端なきみへ 発達障害・その才能の見つけ方、活かし方』をチェックしてみて。

【書誌情報】
『2E 得意なこと苦手なことが極端なきみへ 発達障害・その才能の見つけ方、活かし方』
著者:高山恵子
A5判、144ページ

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