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田中功起氏の映像作品から多文化共生・理解を考える公開講座を開催

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追手門学院大学(追大)の社会学部社会文化デザインコースは、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で特別表彰を受賞するなど世界的に評価されるアーティストの田中功起氏が2019年に手がけた『可傷的な歴史(ロードムービー)』の上映とトークセッションを通じて、多文化共生やその理解について考える公開講座を、1月8日(土)に茨木市福祉文化会館で開催する。

現代社会が抱える問題を研究

追大の社会学部社会文化デザインコースでは、メディアや映像作品、演劇、ダンス、などの創作、探究、分析を通じて、現代社会が抱える問題や事象、人と人との関わりの中での社会活動を幅広く研究している。

第1部は『可傷的な歴史』を上映

同講座は学生や地域・一般の人を対象に開催し、第1部では、『可傷的な歴史(ロードムービー)』を上映する。作品は、在日コリアン3世と日系スイス人のふたりの出会いと対話をもとに、荒川や川崎を旅して在日コリアン排斥の過去と現在に出会いながら、異なる背景を持つ人びとが「いかに共に生きるのか」という問いを、現実とフィクションが交差する拡張されたドキュメンタリーとして描く。

第2部はトークセッション

第2部では、監督・プロデューサー・編集を務めた田中功起氏と、同作を関西で初めて上映したTHEATRE E9 KYOTOの芸術監督で劇作家・演出家のあごうさとし氏、追大社会学部で移民や労働に関する研究を行う松谷実のり准教授、企画・コーディネートを務め芸術学や表現文化論が専門の富田大介教授の4人が登壇し、同作をめぐる社会問題や背景、文化施設の意味についてトークを行う。

富田教授は「標語的な多文化共生のもとで見逃されている、個々人の感情の複雑さがある。こうしたことを考える機会を、地域と一緒に作ることができたことに大きな意味があります」と話している。

同講座の参加費は無料。申込みは、茨木市文化振興財団HPから事前予約を。

ただし、先着順で、満席になり次第受付を終了。

興味のある人は、「上映会&トークセッション田中功起『可傷的な歴史(ロードムービー)』」へ参加してみて。

■上映会&トークセッション田中功起『可傷的な歴史(ロードムービー)』
会場:茨木市福祉文化会館 オークシアター
住所:大阪府茨木市駅前4丁目7-55
日時:12:30~開場、13時~上映、14:45~トークセッション

茨木市文化振興財団HP:https://www.ibabun.jp/event/20220108/

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