旭酒造が2020年より販売を開始している「新生獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」の箱を新たなデザインにリニューアル。デザインは、生前、山本寛斎氏とのコラボレーションで採用したデザインをベースに山本寛斎事務所が行った。
デザイン変更の背景
日本人がようやく世界へ羽ばたき始めた時代、その先駆けとして道を開いた山本寛斎氏。「日本人として、世界で輝きたい。日本人のアイデンティティで勝負したい」という強い想いから、1971年に日本人として初めてロンドンでファッション・ショーを開催。
日本の美学が世界でも通用することを証明し、この国に大きな勇気と誇りを与えてくれた。近年では、日本中を元気づけようと、「日本元気プロジェクト」の活動に力を注いでいた。同社は寛斎氏の想いに賛同し、これまでも同プロジェクトとのコラボレーションを行ってきた。山本寛斎氏への尊敬と偉業を忘れないという思いを込め、この箱のデザインを一新することにした。
お酒が古来から持つ「人を元気にする力」に着目する新生獺祭だからこそ、生涯応援団長として人々にエールを送り続けた寛斎氏の想いを繋げていくこのデザインがふさわしいと考えているとのことだ。
デザインについて
デザインについて山本寛斎事務所は、“生前、山本寛斎がデザインを施したカートンボックスをもとに、この度、『新生獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』を染める“赤”は、365日で日照時間が一番長い『夏至』に昇る旭から色を抽出しました。(『旭酒造』の赤ともいえることでしょう)つまり、一年で一番強い太陽の“赤”。稲の成長と豊穣をもたらす太陽への感謝、お客さまにとって、日本酒『獺祭』にとって、明日に向かう一歩となるような、そんな思いを重ねております”とコメント。
山本寛斎事務所・高谷健太代表メッセージ
山本寛斎事務所の高谷健太代表は、“僕も含めて、皆さまが「新生」という言葉から連想するのは、きっと、「新しく生まれる」「生まれ変わる」「新たな人生を歩み出す」…、そんなイメージを思い巡らすことでしょう。しかし、桜井一宏社長より『新生獺祭』についてお話を伺うと、単純にそういう意味だけではなかったのです。おいしいお酒、楽しむお酒は勿論、そこに加えて“人を元氣にするお酒”というのが、この「新生」という言葉に重ねた大きな理由であることを知りました。美味しさの追求のみならず、お酒は「百薬の長」と称されてきたように、古来からの発酵のチカラを再び獺祭に取り戻したいという思いでつくられたとのことでした。あらためて、「人を元氣にする」ことに着目した旭酒造。その教えは、先人の知恵や営み、伝統や文化の掘り下げにあるのだと感じています。今を、未来を豊に生きていくための“原点回帰”。これこそが、伝統と革新を続けてきた旭酒造が、「新生」という言葉に重ねた大切な思いなのかもしれません”とコメント。
「新生獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」7,370円(税込み)/720ml 箱入りの変更時期は、2月21日(月)出荷より。
山本寛斎デザインにリニューアルされた「新生獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」を手に取ってみては。
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