ゼネテックは、東日本大震災から満11年を迎える3月11日(金)に、災害時位置情報受信アプリ「ココダヨ」の売上の一部を4月に寄付する方針を発表した。
寄付金額は、売上金額の約1%。寄付先は東日本大震災の復興支援を行う非営利団体を予定しており、現在選定中で、選定次第発表される。
累計ダウンロード72万件突破
ゼネテックでは、阪神・淡路大震災や東日本大震災をきっかけに、“災害時、一人でも多くの人を守りたい”との思いを強め、家族や大切な人の安心を支えるスマートフォンアプリ「ココダヨ」を開発。2015年9月よりサービスを開始した。
「ココダヨ」は災害時、警報に連動し、スマホによる通信が困難になる前に、登録メンバーの位置情報を自動で通知。速やかな救助につながり、また居場所が分からないために起こる二次災害を防ぐ。
日常離れて暮らす大切な人の見守り機能もある防災・見守りアプリとして、リリース以来、継続的なユーザビリティの向上に取り組んできた結果、累計ダウンロードは72万件を突破。また、利用継続率は約98%と、ユーザーから高い評価を得ている。
同アプリは、NTTドコモ「スゴ得コンテンツ」ランキングにおいて、200以上のアプリのなかで第3位を獲得したほか、2018年度総務省「異能(Inno)vationプログラム ジェネレーションアワード部門」分野賞を受賞した。
寄付で復興支援活動に貢献
ユーザーや取引先から高い評価を得た結果、「ココダヨ」事業は着実に成長し、昨年、初めて通期黒字化を果たした。ユーザー利用料は、大切な人の安心への「想い」であり、その一部を寄付することで、少しでも復興支援活動に貢献できればとの思いが込められている。
ゼネテックは今後も「ココダヨ」サービスにおけるさらなる挑戦を通じ、一人でも多くの人に「安心・安全」を提供することで、誰もが安心して暮らせる、持続可能な社会の発展と成長に貢献していくという。