日本宅配システムは、コンピュータ制御の「電気式宅配ボックス」を多くの住まい・建物・オフィスに広めるべく実施している「電気式宅配ボックス SDGs & DX PROJECT」の第8弾として、木の電気式宅配ボックス「グリーンハイブリッドボックス」の販売を開始した。
宅配便の「非対面受取」をあんしん確実へ
昨今、新型コロナウイルスの流行によって宅配便の「非対面受取」が社会に浸透する一方で、荷物紛失などのトラブルもニュース等へ取り上げられている。
同社は、そんな新しい生活様式において、あんしん確実な宅配便の受取・発送をスタンダードにするべく「電気式宅配ボックス SDGs & DX PROJECT」を実施している。高セキュリティなコンピュータ制御式の宅配ボックスを世の中に広めること、再配達の削減によって環境問題を改善し持続可能な社会の構築へ貢献することが目的だ。
機能を損なわず宅配ボックスの木材化を実現
「グリーンハイブリッドボックス」の開発は、昨年始動した同プロジェクトにおいて、製品そのものの変革を行う初めての取り組みとなった。宅配ボックスの扉に木材を使用しながらも、あんしん安全な荷物の受け渡しのための電気錠や人感センサーなどの機能は従来どおり維持されている。
創業から30年、電気式宅配ボックスの開発を専門に行う技術者の手によって長く快適に使用できる「木の宅配ボックス」は誕生した。
製造時に排出されるCO2を約18%削減
同商品は、オール鋼板製と比較すると製造時に排出されるCO2を約18%削減(※)。さらに、木が森で呼吸していた頃に保有した炭素は木材となった後もその場所に留まり続ける。
これらはSDGsのゴール「13.気候変動に具体的な対策を」の達成および脱炭素社会の実現へ働きかけ、同社は今後さらに宅配個数が増加する時代においても普及し続ける「持続可能な宅配ボックス」として同製品を位置付けている。
「ぬくもり」や「やすらぎ」を居住空間で演出
また、宅配ボックスの木材化は、環境への負担軽減だけではなく、居住空間で「ぬくもり」や「やすらぎ」を演出する。
同社は、今後も製品そのものを時代に対応させ、環境への配慮を忘れない製品づくりを継続していくという。
日本宅配システム公式サイト:https://www.j-d-sys.com
※同社調べ。型式/140両面仕様筐体製造の場合。