長野県小諸市で農業やワイン造りを事業運営するGreve.t(グレーべ)は、ワイナリー・ショップ棟とレストラン棟を兼ね備える複合施設「STARRACE KOMORO(スタラス小諸)」を、長野県小諸市の飯綱山公園敷地内にて2023年春にオープンする。
農業と食を通して地域の活性化を図る
Greve.tは「小諸市飯綱山公園官民連携魅力向上事業」を担う民間事業者に選定され、2021年12月に公園管理者である長野県小諸市より事業計画にあたる公募設置等計画の認定を受けた。
5月に着工し、2023年3月のグランドオープンを予定している「STARRACE KOMORO」では、農業と食を通して、地域内外老若男女問わずレクリエーションの空間、地域コミュニティ、経済活性化、自然とのふれあいや健康増進等にも寄与することなどを目的とし、訪れる人々の交流を促して公園全体及び周辺地域の活性化を図る。
飯綱山公園に魅力的な施設を
「STARRACE KOMORO」は、ワイナリー・ショップ、本格レストラン、テイクアウトコーナー、農作物直売などの物販、地域農業・ワインに関する情報発信の場となる。また、“農業で人と人をつなぎ、ふれあいを生み出す”というコンセプト実現のため、農業体験ができる体験型公園施設として、公園利用者と地域住民が積極的に交流できる場を創出する。
敷地となる飯綱山公園は、軽井沢から車で約30分。美術館やドッグランなども併設している自然と眺望豊かな公園だ。浅間山、南アルプス、晴れた日には富士山まで見渡すことができる雄大な景色を楽しめる。
公園のシンボルである小諸高原美術館の象徴的な大階段などを生かしながら、新たなレイヤーを重ねることでアクティビティを生み出し、同時に、アウトドアファニチャーやテラススペースを設置して、誰もが何度も足を運びたくなるような魅力的な場所にすることを目指す。
ワインで人と農業をつなぐ
小諸市は、北に雄大な浅間山、南西に千曲川が流れる、自然豊かで詩情あふれるまち。年間を通じて雨の日が少なく、豊富な日射量と大きな寒暖差があり、国内でも屈指の晴天率を誇るブドウ栽培に適した地域だ。
Greve.tは、市内の標高650〜950mに点在する耕作放棄地を開拓し、欧州系品種を中心に約17,000本のブドウを栽培。耕作放棄地をブドウ畑への蘇らせることで新しい風景を作ることを目指し、ワイン造りをスタートした。必要最低限の農薬で自然を尊重し、小諸市でしか表現できない味わいを目指している。
「STARRACE KOMORO」にオープンするワイナリー・ショップ棟は、“大地”をテーマにしたインテリアデザインで、圃場の力強さと、生産されるワインの繊細な香り、色、味を感じる空間を表現する。
2023年春になったら「STARRACE KOMORO」を訪れて、小諸の魅力やワインを楽しんでみては。
■STARRACE KOMORO(スタラス小諸)
住所:長野県小諸市大字諸字東房151-1(飯綱山公園内)
HP:https://www.starrace.jp