東洋学園大学現代経営学部の有志学生6人が「日本一ゴミの出ない大学プロジェクト~トーガクノミライヲカエヨウ~(通称“ゴミプロ”)」を立ち上げ、大学から出るゴミの削減を目指して活動をスタートした。
「ごみゼロの日」には、キャンパス内のゴミ箱を封鎖
「ごみゼロの日」である、5月30日(月)には、キャンパス内のゴミ箱を封鎖し、ゴミ箱アイデアコンテストやオリジナルCM動画の公開など、プロジェクトの周知と学生がゴミ問題を考えるきっかけをつくる。
身近な大学のゴミを減らすことから
“ゴミプロ”は、現代経営学部「新商品開発ゼミ」(安藤拓生准教授)の環境問題やSDGsに関心を持つ4人の4年生(当時3年生)と同学部の3年生(当時2年生)2人が「ゴミの削減」をテーマに結成。大学で出るゴミの量や処理費用が想像以上に多いことを知り「身近な大学のゴミを減らすことから始めよう」と活動を開始した。
またごみゼロの日にあわせて「ゴミ箱アイデアコンテスト」として、思わず「分別したくなる」「ゴミへの意識が変わる」ゴミ箱のアイデアを募集するほか、学内清掃スタッフに代わってキャンパス内のゴミを回収し、分別状況や量など確認するゴミの実態調査を開始したり、オリジナルCMを学内デジタルサイネージ、YouTubeで公開したりと、ゴミ問題に対する啓発活動を本格的にスタートする。
今後は、キャンパス内のゴミの実態調査に加え、採用したゴミ箱アイデアの実現や専門家を招いたゴミに関する勉強会、企業との連携、小学生向けの夏休みのワークショップなども計画している。
ゴミプロメンバーからのコメント
ゴミプロメンバーの大和めぐみさん(現代経営学部4年/出身:新潟県佐渡市)は、「もともと環境問題や社会問題に興味があり、ビーチクリーンなどに参加していました。今、日本の環境問題は、時間やお金にゆとりのある人が取り組んでいる印象ですが、もっと裾野が広がって、ゴミを捨てないことが当たり前になったらいいなと思います。その第一歩として、まずは大学内を変えていきたいです」とコメントしている。
上記画像はゴミプロのメンバーで、左から大和さん、熊田さん、桑原さん、番さん、稲井さん、北島さん。
学生目線のSDGsは、身近な大学のゴミを減らすことからと考える「ゴミプロ」の今後の活動にも注目してみては。