淡路市に拠点を置くMUKUは、淡路島にて就労継続支援B型事業所を併設した農作物直売所「MUKUマルシェ」を7月にオープン予定だ。そのオープンに向け、5月18日(水)〜6月29日(水)の期間でREADYFORにてクラウドファンディングを実施している。
障がい者が農業分野で活躍できる場を作る
MUKUは、兵庫県淡路市にて農業を中心とした就労支援事業を行う特定非営利活動法人。農林水産省が推進する「農福連携」すなわち、障がい者等が担い手不足などの課題を抱えた農業分野で活躍することを通して社会参画していくことに取り組んでいる。2021年6月、兵庫県淡路市楠本の耕作放棄地だった農地を借り、約2000坪の農地を代表・福井氏が1人で開墾して「MUKU FARM」をオープン。現在では、社員4名・学生インターン3名が有機無農薬でサツマイモやトウモロコシなどを育てている。
畑を舞台に、障がいの有無を問わず、誰もがやりがいを感じられる“ここにしかない”楽しい居場所を作り、それぞれが自分たちの得意なことや強みを活かして、ありのままで自分らしく働けることを目指している。
人間も野菜も違うからこそおもしろい
「MUKUマルシェ」は、“違いが共奏する”をキーワードに、就労継続支援B型事業所を併設し、「MUKU FARM」で採れた野菜や規格外野菜・キズモノ野菜の加工品などを扱う農作物直売所。
人も野菜も、一人ずつ一つずつ違いがあり、二つとして同じものはない。ただ、今の“常識”では、この違いが理由で、過小評価されてしまうことも。人間では、その違いが“障がい”であった場合「障がい者」と呼ばれ、健常者中心の社会から分離されてしまうことがある。野菜の場合、違いが商品の規格から外れたら「規格外野菜」として商品価値が下がってしまう。
しかし、人間も野菜も工夫することで、お互いの違いを活かし合うことができる。そして、それは“違うからこそおもしろい”という新たな“常識”を生み出してくれる。「MUKUマルシェ」はそんな新しい常識を作る場所を目指している。
若者の夢を応援するシェアキッチンも開業
クラウドファンディングでは、多くの支援を得て、開始から約21時間で当初の目標金額100万円を達成。ネクストゴールを500万円と設定し、クラウドファンディングを継続している。
利用用途は、直売所横に“若者の夢を応援する”シェアキッチン(2023年度完成予定)を開業するための改装費用の一部と運営費。プロジェクトのリターンには、プレオープンイベント招待や「MUKU FARM」1年間オーナー権などが用意されている。詳細は、プロジェクトページで確認を。
“障がい者”と“野菜”の常識をくつがえす直売所「MUKUマルシェ」のプロジェクトを支援してみては。
REDYFOR:https://readyfor.jp
プロジェクト名:障がい者の就労課題と農家の担い手不足を解決する直売所を淡路島に!
■MUKUマルシェ
オープン日:7月中旬(予定)
住所:淡路市岩屋2951-5
Facebook:https://www.facebook.com/mukumarche
Twitter:https://twitter.com/mukumarche
Instagram:https://www.instagram.com/mukumarche/