栄養バランスのとれた学校の給食は、困窮子育て家庭にとって「食の支え」だ。
しかし夏休みになり給食がなくなると、昼ご飯を食べる機会がなくなり、お腹を空かせる子どもたちがたくさん出てくる。
6月に困窮子育て家庭1386世帯が回答したアンケートでは、「夏休みの食事に不安がある」という回答が81%にも達した。
給食のない夏休み、体重が減る子どもがいる
長引くコロナの影響で、毎日の食事が十分に取れない子どもたちが増えている。
更に終わりの見えない物価高による食料の値上げは、困窮世帯の家計を直撃している。
6月キッズドア実施のアンケートでは、困窮子育て家庭の85%の世帯が「最近の物価高騰で生活は苦しくなった」と回答し、さらに64%の世帯が「食事のバランスが悪くなった」、60%の世帯が「食事のボリュームが減った」と答えている。
特に夏休みは給食が無くなることにより困窮子育て家庭への影響は大きく、同アンケートでも、「給食がないので食費が上がるが、物価高で買える食材が減ってしまう。栄養が偏ってしまう」などの、悲しいコメントが届いている。
クラウドファンディングで寄付スタート
そこでキッズドアでは、困窮子育て家庭2,500世帯に向けて今年も夏の食料支援を行うために、6月20日(月)からクラウドファンディングで寄付を募っている。
この寄付を使い、食文化社の協力を得て、新鮮な肉や魚にコメや野菜、そして冷凍食品を、無料で困窮子育て家庭へ届ける。
クラウドファンディング詳細
クラウドファンディングの実施期間は6月20日(月)~8月31日(水)で、目標寄付金額1,000万円だ。
昨年夏に実施の食料支援のクラウドファンディングでも1,000万円を超える寄付が集まり、2024世帯の家庭に食料を送ることができた。
最低でも1,750万円は必要
しかし今年の夏も、既に2000件を超える支援の要請が来ている。1世帯に十分な食品を送るためには、7000円~1万円(送料や事務手数料含む)が必要で、2,500世帯に送るためには最低でも1,750万円は必要になる。
まずは当面の目標として、1,000万円を目指して寄付を募るそうだ。
食べ物で子どもを笑顔に
食べ物で子どもは笑顔になり、食品を届けることが、お母さんの心の回復や家族の笑顔につながる。
まずは、子どものお腹を満たすことが何よりも大事だ。成長期の子どもには、米などの主食はもちろん、肉や魚、野菜などバランスの良い食材が必要だ。
美味しいものを食べれば、勉強や部活のやる気も出る。こんなときだからこそ、質の良い食べ物をたくさん届けたい。
この想いに賛同する人は、キッズドアが行っている、クラウドファンディングを通し、寄付をしてみて。
クラウドファンディングページ:https://congrant.com/project/kidsdoor/4905
キッズドア公式サイト:https://kidsdoor.net/