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前年度の貴醸酒を用いて醸造を繰り返す特別プロジェクトが始動!第一弾商品の発売開始

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「近江高島の豊かな情景が見えるやわらかな酒」をモットーに掲げる福井弥平商店は、創業300周年まで30年にわたる継続的な貴醸酒づくり「萩乃露 十水仕込(とみずじこみ) 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ) 貴醸酒(きじょうしゅ) “/300(パー・スリーハンドレッド)”プロジェクト」を開始。

その第一弾となる商品を、600本限定で、7月8日(金)に発売開始した。

台風被害から生まれたお酒「雨垂れ石を穿つ」

貴醸酒とは、通常米と水を原料に醸造する日本酒を、水の代わりに日本酒を用いて醸造する日本酒のこと。


今回発売の「萩乃露 十水仕込 雨垂れ石を穿つ 貴醸酒 2022」720㎖/税込2,200円は、前年に醸造した「萩乃露 特別純米 十水仕込 雨垂れ石を穿つ」を用い、十水仕込で醸造した。


「雨垂れ石を穿つ」は、台風被害がきっかけとなって生まれたお酒だ。2013年、同社が本社を置く滋賀県高島市では台風の影響で河川が決壊し、洪水被害が発生。米の収穫期に重なったため、実った多くの稲が被害を受けた。そんな中、同社の契約栽培米は奇跡的に収穫できたことから、「雨垂れ石を穿つ」が生まれたという。

その際に採用したのが「十水仕込」という江戸時代の醸造手法。現代よりも少ない水で醸造するのが特徴で、濃醇なのに爽やか、現代の食にマッチする独特の味わいが生まれる。

2051年の創業300年に向けた日本酒づくり


「萩乃露 十水仕込 雨垂れ石を穿つ 貴醸酒 “/300”プロジェクト」では、来年以降は前年の貴醸酒で貴醸酒を醸造し、これを、創業300年を迎える2051年まで30年にわたり繰り返していく予定。たとえば、2023年は前年の「雨垂れ石を穿つ 貴醸酒 2022」を用いて「貴醸酒 2023」を醸造し、2024年は「雨垂れ石を穿つ 貴醸酒 2023」で「貴醸酒 2024」を醸造するという具合だ。

前年度の貴醸酒を用いるため製造数量は限られるが、毎年の創意工夫や革新を反映しながら、年度をつないで行くことで深まっていく濃醇な味わいを目指す。また、プロジェクトとしては、伝統と革新をテーマに、風土に根差した日本酒造りに取り組む精神を次代に継承することを目指しているという。


30年間にわたり取り組む日本酒づくり「萩乃露 十水仕込 雨垂れ石を穿つ 貴醸酒 “/300”プロジェクト」に今後も注目だ。

「雨垂れ石を穿つ」商品ページ https://www.haginotsuyu.co.jp/amadare

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