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黒磯の「KANEL BREAD」が、サーキュラー・エコノミーの実現に向けた新業態をOPEN!

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TANZENが運営する全国にファンの多い栃木県・黒磯駅前の人気ベーカリー「KANEL BREAD」は、サーキュラー・エコノミーの実現に向けて新業態のエシカルパンブランド「clasico」とピッツェリア「Pico」をオープンする。

「ホエイ」を有効活用し地域資源を循環

同社はKANEL BREADの運営を通して“LOCAL FOOD & GOOD COMMUNICATION”をアイデンティティとしてきている。安心安全という安堵感や美しさなど、“おいしいの先にあるもの”を大切に、国産小麦のパンをひとつひとつ丁寧に焼いてきた。

生乳生産量本州1位の栃木県でも那須エリアは特に酪農家が多く、原料である新鮮な生乳が手に入ることからチーズ工房が数多く存在する。しかし、生乳からチーズとなるのは1割程度。その際に生じる副産物「ホエイ」の廃棄に、経済的負担や環境負荷がかかることが酪農家の一つの課題となっていた。


同社では、ホエイをパン製造の際の仕込みの水として有効活用し、酪農が盛んな栃木・那須エリア地域ならではの価値創造を実現。廃棄処理にかかる環境負荷を低減するだけでなく、酪農に繋がる新しい商品や事業として魅力ある仕事や雇用を創出していくことを目指している。

シンプルで長期保存が可能な冷凍パン


ホエイを使って作る「ホエイブレッド」が主軸のclasicoは、毎日食べても食べ飽きないベーシック・ブレッドを展開。今秋サービスを開始する。国産小麦をはじめ選び抜いたものだけを使用し、食パンやコッペパンなど加工して食べることを前提としたラインナップは、アレンジ次第で食べ方の組み合わせや可能性が広がるのがポイント。


ホエイブレッドは、バターを使用した食パンに比べて低カロリー低脂肪、ほのかなミルクの香りと軽い食べ口。栄養価が高く、高タンパクで低脂肪、ミネラルも豊富で、骨を丈夫にし免疫力を高める働きや腸内環境改善にも働きかける。

同商品と肩を並べるのは、国産の全粒粉小麦や地元酒造の酒粕、米油を使用し、植物由来成分の原材料のみで作る「ヴィーガンブレッド」。耳までしっとり柔らかく、口溶けの良い生地はバターを使用したパンと遜色ない味わいだ。

clasicoのパンは全て焼きたてを急速冷凍し、パンの劣化の大きな原因である乾燥とデンプンの老化を防ぎ鮮度を保持、長期間の保存も可能。今後は、飲食店や学校給食、スーパーなどへの卸売販売も展開し、売れ残りによる食品ロスを無くし、家庭ではリテールベーカリークオリティのパンをいつでも手軽に食べることができる。

那須エリアならではのピザをを提供


8月4日(木)にclasicoの隣にオープンするピッツェリア「Pico」。カネルブレッドで培った国産小麦を活かすノウハウで作られるピザ生地、近隣の牧場から仕入れる新鮮な生乳で作るフレッシュチーズや地元の野菜を使用し、那須エリアならではのピザを焼き上げる。

clasicoとPicoは隣り合って存在し、一つのエリアで生乳を余すことなく活用する新たなモデルケースとなる。この2つのブランドに注目してみよう。

clasico HP:https://clasico-bread.jp
Pico HP:https://pico-pizza.jp

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