静岡県藤枝市に本社を置く甘信堂製菓が、昔からのニッポンの飴を現代に合わせリメイクした新たな飴ブランド「甘信堂クラシック」シリーズ全13種を発売した。
日本の飴を今に伝えるために誕生したシリーズ
コンビニやスーパーに並ぶ飴やキャンディは、単純な菓子としてよりも、栄養補助の目的であったり健康食材を使用したりなど“効果や目的”のための飴がほとんど。ひと昔前とは飴自体の概念が大きく変化している。
一方、地釜直火で煮詰め職人の手をかけて造る、昔ながらの飴を懐かしむ声も聞かれる。
「甘信堂クラシック」シリーズは、飴屋として、この声と、職人による技術や古来からの飴を残したいという思いで、“昔ながらの飴”を今に伝えるために誕生した。
懐かしい飴を現代に合わせてリメイク
同シリーズは、懐かしい飴を現代のニーズに合わせるため、全て無香料・無着色とし、内容量は65~85gと携帯できるサイズ感に。また、粒の大きさを約3~4gほどのちょうど良い一口サイズへ。そして、飴のカテゴリを3つのシリーズに区分し、一見で飴の種類が分かり、飴自体が美しく見えるシンプルなデザインの透明パッケージを採用した。
価格は、直売1袋が¥320、オンラインストア3袋セットが¥950(ともに税込)だ。
「甘信堂クラシック」3つの商品カテゴリ
「甘信堂クラシック」の商品カテゴリは、『まるで和菓子』『やさし飴菓子』『ふるさとの味』の3つ。
『まるで和菓子』は、“のし餅が半日たって心地良い硬さになった”という幼い頃の記憶から、その柔らかさや素朴で温かく懐かしい感覚を飴で表現した、カジュアルな和菓子のような飴。適度なやわらかさにこだわり、口中での心地良さを実現している。お茶請けやコーヒーなどのお供におすすめだ。
ラインアップは「やわらかきなこ」「やわらかきなこ(八ッ橋)」「やわらかきなこ(よもぎ)」「やわやわげんこつ」で各65g入り。
紙芝居では水飴、夏祭りではりんご飴、縁日での飴細工、縁起物には金太郎飴や千歳飴と、まさに飴は日本の風物詩だった。『やさし飴菓子』は、“あの頃のようなやさしい飴”を今でも楽しめる飴としてシリーズ化。基本原料はそのままに、サイズ感や食感を見直し、コンパクトで食べやすく美しい手に取りやすいカジュアルさに仕上げた。
ラインアップは「淡雪たんきり」「まろやかバター飴」「みたらし甘露飴」「なつかしべっ甲飴」「甘美なコク沖縄黒糖」で各80g(たんきりのみ65g)入り。
『ふるさとの味』は、地域の大切な味を、昔ながらの直火焚き製法で飴に。素材の風味を極力生かし、いつでも故郷を感じられるシリーズとなっている。
まずは同ブランドのまち、静岡の味から。ラインアップは「大吟醸酒粕 酒饅頭」「手づくり練乳 抹茶らて」「伊豆紅ほっぺ 苺みるく」「三ヶ日里山 蜂蜜みかん」で各85g入り。
プチギフトも登場
また、「甘信堂クラシック」全商品の中からおすすめ3点をセレクトした「飴菓子ギフト」¥1,500(税込)も登場。レーヨン薄紙に飴菓子を包み、貼箱職人による3色の裏打ちオリジナル貼箱にセットし、メッセージカードをつけて贈ることができる。
今のライフスタイルに合わせた“昔ながらの飴”「甘信堂クラシック」を味わってみては。
甘信堂クラシック オンラインストア:https://classic.kanshindo.shop/
(山本えり)