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岡山県が医師と健康相談ができるアプリ「LEBER」を導入

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遠隔医療のプラットフォームを運営している「リーバー」社は、岡山県の自宅療養者を対象に医療相談アプリ「LEBER(リーバー)」の「自宅療養者向け医療相談システム」を提供する契約を締結した。

24時間365日医師に相談できるアプリ

同社は、岡山県内で新型コロナウイルスに感染し自宅療養を行っている人に向けて、24時間365日、医師に相談できるアプリを提供し、自宅での療養をサポートする。

自宅療養者の不安を軽減するために導入


政府は新型コロナウイルスによる新規感染者の詳細な情報を集める「全数把握」を9月26日(月)から、全国一律で簡略化することを示した。(※)

これまでは、新型コロナウイルス感染者について、すべての陽性者が対象となり医療機関から「発生届」を提出することで、全国や地域ごとの感染状況を把握でき、保健所も陽性者の健康観察や入院先の調整を行っていた。

しかし、陽性者全員分の氏名や年齢、連絡先などの情報を入力することは医療機関や保健所の業務負担が課題とされており、今回の見直しでは「65歳以上」「重症化リスクの高い人」などに限定できるように見直された。医療機関や保健所の業務負担が軽減される一方で、対象外となる感染者の容体が急変した場合の対応が遅れる恐れもあるとして、懸念されている。

岡山県では自宅療養者の不安を軽減するため、24時間医師と健康相談ができるサービス「LEBER」の導入を決定したそうだ。

提供内容について


対象者は、岡山県内在住の自宅療養者。提供内容は、「LEBER」アプリを用いた、24時間対応の医師との健康相談。また、同アプリの利用者負担はないため無料だが、指名相談は除く。

医療相談アプリ「LEBER」

「LEBER」は、24時間365⽇スマホで医師に相談ができるアプリ。現在390⼈以上の医師が登録しており、外出⾃粛などにより病院やクリニックに⾏きにくい人もアプリを通じて医師に気軽に相談できる。

⼀般向け医療相談アプリ「LEBER」に加えて、教育機関に毎⽇の検温結果と体調、出⽋席の報告ができる「LEBER for School」(6カ国語対応)、企業向けに検温・体調報告とストレスチェックを組み合わせられる「LEBER for Business」(6カ国語対応)も全国で導⼊拡⼤中だ。

政府は、職場や学校などにおけるクラスターの大規模化および医療のひっ迫を防ぐ観点から、各職場・教育現場での毎日の健康状態を把握するため「健康観察アプリ」の導入を検討したうえで、利用するアプリを選定し、毎日の利用する旨、対策の実施を求めている。

自宅療養者を対象に「LEBER」の提供を決めた岡山県の今後にも注目したい。

自宅療養者向け「LEBER」登録手順案内:https://www.leber.jp/home_covid19/

※厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部:全数届出の見直しについて

(角谷良平)

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