飲食店を展開するjoynは、旧知の仲であるモノマネ芸人・プロ焼肉選手のニッチローさんと、ニッチローさんの出身地である長野県飯田市で開発された「硯(すずり)型の鉄板」で焼肉を味わう世界初(自社調べ)の専門店「SUZURO(スズロー)」を、9月29日(木)肉の日に東京・下北沢にてオープンした。
新たな焼肉のスタイル「すずり焼肉」
「すずり焼肉」は、飯田市で2021年に誕生。最大の特徴である鉄板は、書道で使用する「硯」の形状から着想している。
深さ3cmのくぼみに専用の「焼肉醤油」と「特製スパイス」を投入すると、じっくりと焼いた豚肉の脂がくぼみのタレと混ざり合うので、焼いた肉をその「育った」タレに付けて食べる。
独自の焼肉文化があったからこそ生まれた、新たな焼肉のスタイルだ。
ふるさとの魅力発信型飲食店
長野県飯田市産業親善大使「飯田焼肉大使」であり、自身もプロ焼肉選手と名乗るほどの焼肉好きであるニッチローさん。
地元を知り尽くする同氏が中心となり考案した「SUZURO」のコンセプトやメニューには、地元への熱い想いが溢れている。
飯田市及び周辺13町村は「南信州」と呼ばれ、一心同体の地域。同店では、南信州地域全体の魅力発信にも繋がるよう、各町村のブランド豚、調味料、漬物、アイスクリーム、お酒など地域に根付いた食材を中心に使用している。また、店内にて南信州・飯田のプロモーションビデオを常時放映し、地域の魅力を発信。来店者が南信州に魅力を感じいつか観光で訪れて欲しいという願いが込められている。
“出前焼肉”もある焼肉の街
飯田市は、2027年予定でリニア長野県駅が開設されるにあたり、地域の魅力の一つとして“飯田市は焼肉の街”を積極的に地域内外に発信している。
同市の焼肉店舗数はコンビニエンスストアよりも多く(※1)、人口1万人あたりの焼肉店舗数は日本一(※2)。“石を投げれば、焼肉屋に当たる”と言われるくらい焼肉店がしのぎを削っている地域だ。飯田市民は飲んだ後の〆で焼肉を食べる習慣もあり、焼肉店のハシゴをする人も多い。肉も羊肉(マトン)を中心に内蔵などを好んで食べる焼肉文化を持っている。
また、地元の精肉店が電話一本で、肉、野菜、タレ、皿、箸、鉄板、ガスなど配達・回収してくれる“出前焼肉”なるサービスがあり、どこかしらで集まって焼肉を楽しんでいるのも同市の特徴だ。
11月29日は飯田焼肉の日
さらに、「飯田焼肉の日」も存在。“いい(11)だ やきにく(29)”と読む語呂合わせから、2020年に11月29日を「飯田焼肉の日」として申請し、認定登録された。この日は地元の焼肉店、精肉店、スーパーなどでキャンペーンが行われ、地域が焼肉で盛り上がるという。
2021年11月29日には、長さ11.29mの焼肉用鉄板で世界記録に挑戦し、飯田市が見事認定を受けている。
「南信州 すずり焼肉 SUZURO」を訪れ、南信州地域の魅力や飯田市の焼肉文化を味わってみては。
■南信州 すずり焼肉 SUZURO
住所:東京都世田谷区北沢2-29-16 マガザン下北沢1F
営業時間:16:00~23:30
定休日:木曜
Instagram:https://www.instagram.com/suzuro_shimokitazawa/
※1:2020年3月末時点・マルマン株式会社[長野県飯田市]調べ
※2:南信州畜産物ブランド推進協議会2021年1月発表
(山本えり)