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畑から“あそび”や“活動”を創発するコミュニティファームが越谷市にオープン

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Share Re Greenは、プロシード、けやき建築設計・欅組と共に、農と食で地域のウェルビーイングを向上するコミュニティファーム「大相模ガルテン」を埼玉県越谷市に開設。10月8日(土)に農園エリアをオープンし「GARTEN MARCHE」を開催。住宅エリアの土地販売は今冬より開始し、完成は2025年春。

食と農への知識低下やあそびの場の減少

日本では、都市部と地方の機能において、農作物の消費と生産の役割が分断されてしまったことで、近年では子どもたちの食と農に関する知識や認識が低下しており、健康面や教育面で危惧されている。また、都市農地の宅地化も進み、都市近郊部における田園の風景も徐々に失われた。子どもたちの日常における自然との触れ合いの機会も減少し、食だけでなく動植物の生態系に触れる「あそび」の場が失われてきている。

農を起点に多世代がつながる場


Share Re Greenは、越谷市大相模地域の開発に携わるプロシードと越谷市のまちづくり・景観づくりをリードするけやき建築設計・欅組と共同し、同地域の休耕地に、11軒分の分譲住宅区域を内設したコミュニティファーム「大相模ガルテン」を開設した。


同施設は“はたけ は あそびば”というコンセプトを掲げ、畑というオープンスペースでどのような遊びや活動を生み出し、どれだけのコミュニティを醸成することができるのか実証実験を繰り返し、遊休地や耕作放棄地などのオープンスペースの可能性を最大化することを目的にしている。

また、コミュニティインフラツールを展開するstationとパートナーシップを締結し、コミュニティ内のアウトプットの継続的な蓄積と可視化や、他のコミュニティとの連携を促進することで、ウェルビーイングな地域コミュニティを構築することを目指している。

会員同士で共同して農作物を生産


今回オープンする農園エリアでは、会員メンバーともに農作物を共同で生産し、収穫した野菜を共に食べる企画や勉強会などを定期開催。会員メンバーはイベントや企画を主催することも可能。広場にて、マルシェやPOP-UP、BBQ、焼き芋会、染め直しなど家族や子どもたちを対象にしたイベントも開催する。開園時間は、夏季6:00~19:00、冬季7:00~17:00、水曜定休。「ファミリー会員」は月額3,000円、「法人/団体会員」は月額15,000円~。

同施設では、開園時間内は広場を開放しており、会員以外の人も寛ぐことが可能。広場で開催するマルシェやPOP-UPなどのイベントにも参加することができる、地域の人が幅広く楽しめるスポットだ。


10月8日(土)11:00~16:00には、オープンを記念して「GARTEN MARCHE」を開催。自社農園および越谷市近隣で収穫した野菜の販売や苗うえポットづくりのワークショップ、モリンガポタージュ、子どもたちの運営する商店など6ブースが出店するので、参加してみよう。

分譲住宅エリアの販売は2022年冬に情報解禁し販売を開始するので、興味のある人はチェックしてみては。

■大相模ガルテン
住所:埼玉県越谷市大成町一丁目2273
HP:https://osagami-garten.com/

(山本えり)

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