東京都品川区に注目。期間限定「らくらく舟旅通勤」と品川区環境学習交流施設「エコルとごし」が、グッドデザイン賞を受賞した話題をチェックしよう。
期間限定で船を運航へ
品川区は10月17日(月)~11月4日(金)の期間の平日限定で、東京都と連携の下、舟運が観光・交通手段として定着することを目指し、「らくらく舟旅通勤」を実施する。
品川区は、水辺空間を核とした賑わいと防災のための活動拠点を創出するため、7カ所の船着場を管理。さらに、水辺空間の魅力を引き出すために舟運を活性化し、身近な観光・交通手段として定着することを目指して様々な取り組みを実施している。今回の「らくらく舟旅通勤」もその一環で行われる。
「らくらく舟旅通勤」第1弾は、東京都主催で2019年7月24日(水)~8月2日(金)の期間の平日8日間、日本橋~朝潮運河間で実施された。第2弾となる今回は、第1弾と比較し、実施日数と航路を増加。東京都と連携することで広域的な検証が可能になる。また、利用者にはアンケート調査を実施し、利用需要を把握するとともに、将来の新規航路開拓につなげていくことを目指す。
実施期間は、10月17日(月)~11月4日(金)の平日14日間。運航時刻は、朝夕の通勤・帰宅時間帯で、夕方便については実施期間中の水曜・金曜日のみで計6日間、実施する。料金は、品川区が実施する航路は1便1名200円、東京都が実施する航路は1便1名500円で、一部区間は1便1名1,000円だ。なお利用には予約が必要だ。
澄んだ空気、ゆったり開放的な船旅通勤はいかが。
東京舟旅公式HP:https://www.suitown.jp/cruise/171/
品川区環境学習交流施設「エコルとごし」がグッドデザイン賞
品川区の環境学習交流施設「エコルとごし」が、2022年度グッドデザイン賞を受賞した。「エコルとごし」の、次代を担う子どもたちに向けた行政主導による様々な工夫が評価され、受賞につながった。
「エコルとごし」は緑豊かな戸越公園内に位置し、様々な視点で「地球環境」に向き合い、学習につなげる環境学習交流施設として今年5月にオープンした。建築物は、太陽光発電や地中熱による空調など環境に配慮した技術を様々導入し、都内公共建築物としては初となる建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「Nearly ZEB」認証を取得。建築物自体も環境学習の1つとなっている。
施設の第一ターゲットは「未来をつくる子どもたち」。自ら環境に関心を持ち行動する心の芽生えにつながるよう、体感を重視した環境学習展示や、その下支えとなる建築物を計画。展示物としては、日常の暮らしと自然環境とのかかわりをダイナミックな映像によって疑似体験できる「大型映像展示」などを設置した。
施設内には自由に過ごせる憩いや交流の場として「コミュニティラウンジ」も設置。内装材は、区と交流・連携のある自治体の木材を多用し、緑豊かな眺望と相まって、安らぎとくつろぎの場を形成。外観は、戸越公園内の樹木を活かしながら、隣接する公園の門から連続する構成とした。また建物の高さを抑えることで公園全体との調和を図っている。
魅力的な空間に是非、足を運んでみて。
品川区立環境学習交流施設 エコルとごし:https://ecoru-togoshi.jp/
さまざまな話題を届ける品川区。今後の動きにも注目しよう。
(ソルトピーチ)