代官山アートギャラリー「DRELLA」は、世界で初めて「リベリカ種」のコーヒー豆をスペシャルティの品質に高めることに成功したマレーシアのコーヒー農園「My Liberica」と業務提携し、ギャラリーに併設するドリンクブースでリベリカコーヒーの提供を開始した。
幻のコーヒー
コーヒー豆の三大原種である「アラビカ種」「カネフォラ種(ロブスタ種)」「リベリカ種」の中でも、「リベリカ種」は霜や病害虫に弱いことから栽培が難しい。
また、樹高が10m以上の大木に成長することから収穫も難しく、世界で流通するコーヒー豆の1%以下の希少品種となっており、一般市場にほとんど流通していないことから「幻のコーヒー」と呼ばれている。
マレーシア文化を日本に紹介したいという思いが一致
「DRELLA」CMOのLeon Shen Lim氏は、マレーシア出身であり、祖父が創業した家業がコーヒー焙煎工場であったことから、ギャラリーで提供するドリンクにマレーシア産のリベリカコーヒーを取り扱いたいと考えた。
「My Liberica」CEOのJason Liew氏に日本での展開について相談したところ、「マレーシア文化を日本に紹介したい」という思いが一致し、今回の提携が実現する運びとなった。
ハンドドリップで提供
現在「DRELLA」は、コーヒー抽出の世界大会ワールドブリュワーズカップにおいて、アジア人で初の世界チャンピオンとなった粕谷哲氏が代表を務める「Philocoffea(フィロコフィア)」の焙煎によるスペシャルティコーヒーを同氏のメソッドによるハンドドリップで提供している。アート作品とともに、日本とマレーシアの至高の一杯を楽しめる。
世界で1%以下の流通量の幻のコーヒーを飲みに、「DRELLA」へ訪れてみては。
■DRELLA
住所:東京都渋谷区代官山町15-10 1F
公式サイト:https://www.drella.art/
(角谷良平)