夏の風物詩として知られる「錦帯橋のう飼(うかい)」が、6月1日(木)~9月10日(日)の期間、山口県・岩国市にて開催される。今年も錦川の鮎漁解禁の6月1日(木)に合わせて開幕。鵜飼の様子を船から楽しめる「鵜飼遊覧」も実施する。
また、昨年まで新型コロナウイルス感染症対策の一環として乗船定員を制限してきたが、今年は4年ぶりに制限を解除する。
夏の夜空の下で楽しむ鵜飼
鵜飼とは、鵜を使って鮎を獲る漁法で、鮎漁が解禁となる夏の夜、清流・錦川に架かる日本三名橋のひとつ、錦帯橋のたもとで行われる。錦帯橋のう飼の起源はおよそ400年前、寛永年間(江戸時代初期)と言われているが、現代の鵜飼は、昔ながらの漁法をできるだけ再現したもので、夏の限られた期間、遊覧船(屋形舟)に乗って観賞できる。
夏の夜空の下、美しくライトアップされた錦帯橋を背景に、鵜舟のかがり火が錦川の川面に映る中、烏帽子や腰蓑など古式ゆかしい衣装に身をつつんだ鵜匠(うしょう)が、巧みな手縄さばきで鵜をあやつる幻想的で神秘的な光景が楽しめるのだ。
運行時間や料金をチェック
運航は6月1日(木)~9月10日(日)の期間の19:00~21:00(約2時間)実施。食事ありの場合は19:00~21:00で、食事なしの場合は20:00~21:00となる。
料金は大人(中学生以上)3,000円(税込)、小人(3歳~小学生)1,500円(税込)。2歳以下でも席が必要な場合は有料となる。また原則、予約制だが、余裕があるときは出航直前でも乗船可能だ。
船の種類は10人(2艘)、16人(4艘)、18人(4艘)、25人(1艘)、30人(1艘)。貸切の場合、上記の人数×大人料金が発生する。
「ゆかたDAY」を実施
また、浴衣で「鵜飼遊覧」に乗船する人向けのお得なプランを用意。開催日は6月8日(木)、6月25日(日)、7月20日(木)、8月2日(水)、8月24日(木)で、7月1日(土)~7日(金)の期間は、「たなばた鵜ィーク」として特別イベントを開催予定だ。
プランは3つ。「自分の浴衣を着て来てお得 Aプラン」は、大人4,000円(税込/乗船料+お弁当+お茶代)、3歳~小学生2,600円(税込/乗船料+お弁当+お茶代)、「自分の浴衣を着付けてもらえる Bプラン」は、5,000円(税込/着付け+乗船料+お弁当+お茶代)、「レンタル浴衣を着て乗船できる Cプラン」は、6,000円(税込/レンタル浴衣代+着付け+乗船料+お弁当+お茶代)で鵜飼特製タオルのプレゼント付きだ。
なお各日、B・Cプラン合わせて先着10名限定。団体の場合は1グループ5名までとなっている。また乗合船の場合は、席の指定は受け付けていない。
好みのプランをチョイスして、この夏「錦帯橋のう飼」を楽しんでみては。
「錦帯橋のう飼」公式HP:https://ukai.iwakuni-city.net/
(ソルトピーチ)