全国的に有名な人気観光地である神奈川県・箱根の入口「箱根湯本」の滝通り沿いに佇む牛鍋専門店「牛なべ 右近」は、6月21日(水)〜9月22日(金)の期間、店舗入口の通り沿いに200個の小田原風鈴を飾り付けた「箱根風鈴まつり」を開催中だ。
小田原鋳物で作られた風鈴
小田原風鈴は、小田原の伝統工芸の一つである小田原鋳物で作られた風鈴。小田原鋳物の歴史は古く、戦国時代に小田原の戦国大名・北条氏に奨励されたのが始まりとされている。職人が一つずつ手作りしているため、色や柄がそれぞれ異なり、工房独自配合の真鍮で製造した風鈴は、軽やかで凛とした音の響きで余韻が長く残るのが特徴だ。
また、小田原風鈴は鳴り物として大変評判が高く、かの有名な映画監督の黒澤明監督がその音色に惚れ込み、映画「赤ひげ」の浅草寺の境内のシーンにも使用されている。
玄関先を開放しフォトスポットも設置
特選和牛を使用した「自然薯牛なべ」などを提供し、箱根で唯一の川床を有する食事処として多くの観光客に利用されている「牛なべ 右近」。
「箱根風鈴まつり」は、同店が2021年から開催し、今年で3回目となる。
今回は、床に青竹と玉砂利を敷き、新たにフォトスポットを設置。期間中は通りを歩く一般の人にも玄関先を開放する。
また、「#箱根風鈴まつり」のハッシュタグを付けてインスタグラムに投稿するとプレゼントがもらえる「ハッシュタグキャンペーン」もあわせて実施している。
涼しげな音色を響かせる4種200個の風鈴
「箱根風鈴まつり」では、「松虫」「小田原提灯」「鈴虫」「釣鐘」の4種類の風鈴を飾り付けており、形によってそれぞれ異なる音色が織りなすハーモニーを楽しむことができる。風が吹くたびに、200個の風鈴の涼しげな音色が響き、通りを散策する旅人たちの心を和やかに包んでくれる。
また、夜にはライトアップを行うので、日中とは違った雰囲気で風情を楽しむことができる。風鈴の音色はmp3で公開中なので、チェックしてみて。
目の前一面に広がる小田原風鈴が奏でる“風流で粋”な音色を体感して、箱根観光を楽しんでみては。
風鈴の音色mp3:https://js-fs.net/wp-content/uploads/2021/06/944f2c5fad6095527949e727448abbd4.mp3
■牛なべ 右近
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋185-5
HP:https://www.hakone-ukon.jp
(山本えり)