御菓子老舗「塩瀬総本家」は、9月27日(水)より日本橋三越本店に新規出店する。
江戸時代名物1位の蒸したて饅頭を再現した商品や、サステナブル・プログラム対応のカカオ和菓子商品など、魅力的な商品を取り扱う。
創業1349年の老舗
創業1349年、現代では日本三大まんじゅうにも取り上げられ、饅頭元祖として知られる「塩瀬総本家」。江戸時代には徳川家、幕府の御用を務め、「塩瀬饅頭」は江戸名物として数々の古文書に取り上げられている。
三都(江戸、京、大阪)の名物店を番付した江戸グルメガイド本「富貴地座位」(ふきじざい1777年刊行)の菓子部門においても、「塩瀬饅頭」は見事1位にランキングされ、江戸一番の名物として名を馳せたそう。
蒸したての饅頭を味わえる
新店舗では、蒸し器で蒸したての饅頭を提供する新規商品を展開。江戸名物塩瀬饅頭を再現し、蒸したての饅頭を食べることができる。
その日に作ることができる個数に限りがあるため、売り切れ御免の限定販売となる。歴史に思いを馳せて、味わいたい。
店舗ではほかにも「カカオ羊羹」「LIN」などの新規商品、季節の朝生菓子を取り扱い、今までの店舗とは一味違う展開していく。
三越創業記念350周年記念でもお披露目した特別なお饅頭も販売予定。江戸時代贈り物に贈られた豪華なお饅頭を再現した限定販売だ。
新規商品を紹介していこう。
フェアトレードカカオを使用
世界各地のカカオ産地から選りすぐりのカカオをコレクションした「カカオ羊羹」は、産地によって異なる焙煎、カカオの配合により複雑な味わいを表現。
サステナブルプログラム「カカオトレース」に対応したフェアトレードカカオが、塩瀬の技と混ざり新たな羊羹になっている。
新しい形の和菓子
連綿と受け継がれてきた塩瀬の技と、日本の誇る色とりどりの果実が結びつき、新しい形の和菓子として誕生した「LIN」。
和菓子の原点、足すことも引くこともない、お饅頭のシンプルで凛とした美しさは、日本文化の奥深さを内包している。国産天然着色料を用いて表現されたくすみカラー。赤があまおう、緑がメロン、紫が巨峰、黄色が瀬戸内レモン味。
伝統の和菓子の味わい、新しい味わいに出会えそうだ。和菓子好きは足を運んでみて。
■塩瀬総本家 日本橋三越店
日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子コーナー
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
ブランドサイト:https://www.shiose.co.jp/
(鈴木 京)