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【福井県敦賀市】「人道の港 敦賀ムゼウム」リニューアルオープン3周年記念イベント開催

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福井県敦賀市の「人道の港 敦賀ムゼウム」は、リニューアルオープン3周年を記念し、11月3日(金)に記念イベントを開催する。当日は入館料が無料となる。

命の大切さと平和の尊さを発信

明治から昭和初期にかけてヨーロッパとの交通の拠点となった敦賀港は、1920年代にポーランド孤児、1940年代に“命のビザ”を携えたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港。


当時の建物を復元した資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」では、敦賀港のあゆみとともに、孤児と難民が上陸した歴史的背景や、彼らに手を差しのべた人々、市民の目撃証言などを紹介し、「命の大切さ」と「平和の尊さ」を発信している。館内では、シアターやアニメーション、資料展示や映像を組み合わせ、敦賀港で起こった史実がわかりやすく紹介されている。

緒方貞子氏についての講演会


11月3日(金)に開催される3周年記念イベントでは、14:00~15:30に、国連UNHCR協会事務局長特命(渉外担当)中村恵氏による講演会「真の国際人 緒方貞子の生き方 ~私達が今、考え行動すべきこと~」を実施。日本人で初めて国連難民高等弁務官を務めた緒方氏が国際社会にデビューするまでの道のりを辿り、難民問題と未来に向けて今私たちができることは何かについて講演する。定員は先着50名。

企画展「LIFE~出会いとその奥にある記憶~」


2階企画展示室では、2023年夏に敦賀市からポーランドとリトアニアに派遣された高校生が現地で学び感じた「人生・生活・命」をテーマに、企画展「LIFE~出会いとその奥にある記憶~」を開催。こちらは2024年1月30日(火)まで開催される。


11月3日(金)は、9:30/10:30に、派遣された高校生が館内ガイドを行う。


また、敦賀高校創生部が地元の伝統野菜「杉箸アカカンバ」の生産組合と共同で開発した、ポーランドの伝統料理ボルシチに似たスープ「ツルシチ」を30食限定で販売。

小学生以下先着100名を対象にガチャガチャ無料チャレンジも行われる。

アートを通して日本とリトアニアをつなぐ

11月3日(金)9:00~12:00には、アートを通して日本とリトアニアの子どもたちの心をつなぐプロジェクト「描くよろこびは国境を越えて ~ブリッジ・プロジェクト~」を実施。


ブリッジ・プロジェクトは、2つの国で橋の絵を片方ずつ描いてつなぎ合わせるもので、今回、日本の子どもたちがリトアニアの子どもたちを思いながら3メートルの布に「橋のこちら側」描いたものを、リトアニアへ送る。それにリトアニアの子どもたちが「橋の向こう側」を描き、全長6メートルの「大きな友情の架け橋」が完成する。同作品は、来春リトアニア・カウナスにある杉原ハウスで展示し、その後敦賀でも展示される。


開催中は入退場自由。こちらは、敦賀市のちえなみきでも11月5日(日)11:00~16:00に開催される。絵を描くことが好きな人は参加してみよう。

敦賀港イルミネーション「ミライエ」も同時開催


周辺イベントとして、11月3日(金)~12月25日(月)には、金ヶ崎緑地にて、敦賀港イルミネーション「ミライエ」が開催される。11月は金・土・日・祝、12月は毎日の開催となるので、こちらも訪れてみよう。

■人道の港 敦賀ムゼウム
住所:福井県敦賀市金ケ崎町23-1
開館時間:9:00~17:00(12月24日までの土日祝は19:00まで)
休館日:水曜日
入場料:大人500円/小学生以下300円(4歳未満は無料)
    ※11月3日・18日・19日は「関西文化の日」の取組みとして無料
HP:https://tsuruga-museum.jp/

(山本えり)

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