スグクル社は、“地域・ヒト・ITの連携により世界中の社会問題を解決し、暮らしやすい世の中になるように貢献し続ける”というビジョンのもと、福井県坂井市で2022年12月に創業した。
同時に、運転代行をスマートフォンから配車・予約ができるアプリ「スグクル」を開発し、サービスの提供を開始した。
地方では日常的に利用されている運転代行
これまでも、タクシー配車のアプリやサービスはあったが、運転代行の予約サービスは主流ではなかった。都市から離れた地方では個人が車で移動することが多く、飲酒を伴う場面では日常的に運転代行が利用されている。
しかし、その配車・予約システムは未だに電話のみのケースが多く、週末や土日・日中は簡単に配車できないという。
同社の創業者・安達氏が暮らす福井県坂井市でも、日常的に1時間近く配車を待つことが多く、この現状を何とか変えたいと思ったことが創業のきっかけに。しかし、顧客の車を扱う業態故、知らない電話番号は出ない“一見さんお断り”などの業界慣習があること、酔った状態での現金での支払いはトラブルが多いことなど、他の課題も見えてきたという。
28県の運転代行業者との業務提携が完了
「スグクル」では、顧客がカード情報を登録し、支払いが安全に完了する。また、GPSで走行ルートを記録できるため、安心して運転を任せることが可能だ。
運転代行業者にとっても、配車予約はサービスは効率的に業務をこなせるなどの利点が多く、同時に飲食店も清算済みの顧客を店内で何時間も待たせる必要がないため稼働率も上がる。まさに三方良しのサービスだ。
「スグクル」は、11月2日(木)時点で全国の28県の運転代行業者との業務提携が完了しており、2024年には全国展開を目指している。また、創業地である福井県内の大学共に、学生のスタートアップの育成や教育にも積極的に携わっていくという。
この機会に、運転代行をスマートフォンのアプリから配車・予約ができる「スグクル」をチェックしてみては。
スグクル:https://sugukuru-online.co.jp
(江崎貴子)