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【神奈川県】茅ヶ崎市美術館で、若見ありさ×支援学校の生徒によるクレイアニメーション展を開催

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神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎市美術館では、神奈川県ともいきアートサポート事業の一環として、アニメーション作家・若見ありささん×支援学校の生徒たちによるクレイアニメーション作品とワークショップの様子を紹介する「手から手へ、生まれていく形-13色のクレイアニメーション展」を、11月18日(土)〜12月10日(日)の期間開催する。入場料は無料。

障がいに関係なく文化芸術に関わる機会を

神奈川県では、“ともに生きる社会かながわ憲章”の理念に基づいて、障がいの程度や状態にかかわらず、誰でも文化芸術を鑑賞、創作、発表する機会の創出や環境整備を行うため、展示や創作活動支援などを実施する「ともいきアートサポート事業」を推進している。

その一環として、この秋、茅ヶ崎市美術館はアニメーション作家の若見ありささんを招いて、茅ケ崎支援学校知的障害教育部門中学部2年生の生徒たちとともに、粘土でつくるクレイアニメーションワークショップに取り組んだ。

作家と支援学校の生徒たちによるアニメーション作品


生徒たちが感触を楽しみながら作った色とりどりの粘土の形は、アニメーション作家へと手渡され、ひとつひとつのキャラクターへと形を変えていった。


人から人へとバトンタッチされ、変化し、動いていく粘土のアニメーション作品。


それは、人と人が関わることによって、はじめて生み出されるモノやコトの変化を、それぞれが楽しみながら受け入れていくようなひとときだった。


アニメーション作家・若見ありささんは、子ども向け教育番組のアニメーション制作を手がけ、赤ちゃんと出産祝いによるコマ撮りアニメーション「Blessing」は10カ国以上の映画祭で上映しテレビでも放映されている。作品制作以外にも、美術館や児童館などで工作のひとつとしてアニメーションを体感できるワークショップも企画・開催し、そこで制作した小学生のアニメーションがシカゴ児童映画祭をはじめ15カ国以上の映画祭で上映された。


「手から手へ、生まれていく形-13色のクレイアニメーション展」では、茅ケ崎支援学校でのワークショップの様子と完成したアニメーションを紹介する。同時開催の「茅ヶ崎寒川地区中学校美術作品展」とあわせ、地域の同年代の多様な表現活動に触れることができる。

小学生以上を対象にワークショップも開催


関連イベントとして、12月3日(日)10:30〜15:30に、美術館2階アトリエにて、「ワークショップ『感触たのしむ手ざわりアート』さまざまな素材で立体的な絵画をつくろう!」を開催する。講師は、東京造形大学 若見ありさゼミナールの学生が担当。対象は小学生以上で、小学3年生以下は保護者同伴となる。汚れてもよい服装で参加のこと。参加は無料。申し込みも不要で、時間内に随時受け付ける。材料約30セットがなくなり次第終了となるので、興味のある人は早めに受け付けをしよう。

「手から手へ、生まれていく形-13色のクレイアニメーション展」で、若見ありささんと支援学校の生徒たちによる作品を鑑賞してみては。

■手から手へ、生まれていく形-13色のクレイアニメーション展
会場:茅ヶ崎市美術館 エントランスホール
開催期間:11月18日(土)〜12月10日(日)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
料金:無料
URL:https://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/7672/

(山本えり)

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