東京都練馬区で行われる、都市農業の恵みを堪能できるイベントをチェックしていこう。
練馬区は都市農業が盛んな地域
東京23区の農地のうちの約4割が練馬区にあり、農地面積は23区ナンバーワン。便利な住宅地と農の風景が融合している。都市の中で行われている農業=“都市農業”が盛んな練馬区では、収穫の秋の訪れとともに、都市農業の恵みを堪能できる季節を迎えた。
今年は、より“都市農業”の魅力を発信できるよう、積極的に取り組む自治体や農業者とともに、「全国都市農業フェスティバル」を開催。都市農業と触れ合える様々な取り組みを行っていく。
それぞれのイベントを紹介していこう。
全国都市農業フェスティバル
「全国都市農業フェスティバル」は、都市農業に積極的に取り組む自治体や農業者とともに、その魅力を広く発信し、更なる都市農業振興を図ることを目的に開催される。日時は11月19日(日)午前10時~午後4時で、会場は都立光が丘公園、区立光が丘体育館などだ。
都内および三大都市圏から国分寺市、松戸市、名古屋市、京都市の4都市を招聘するほか、マルシェには20自治体が出店。計24自治体が全国から参加する。
イベント当日は、練馬産農産物・加工品のほか、参加する24都市の特産品が販売される。
キッチンカーでは、練馬産野菜や被招聘都市の名産品を使用したメニューを販売。さらに、区内外の農業者が講師となり、都市農業を体験できるワークショップも実施する。
また、農業者が都市農業の魅力を伝えるトークライブを実施。
午前の部の予約は終了しているが、午後の部は当日受付がある。午後の部のゲストは、料理研究家のきじまりゅうた氏。被招聘都市の農業者および区内農業者6名も登壇する。
練馬大根を味わおう
また、貴重な伝統野菜である練馬大根が各地で販売される。
11月18日(土)・19日(日)午前10時~午後4時に、都立光が丘公園けやき広場で行われる「JA東京あおば農業祭」では、約3,000本を販売。
11月24日(金)からは、とれたて村石神井、ふれあいの里、こぐれ村、にりん草、11月27日(月)からは、練馬地区アグリセンターの「JA東京あおばの5か所の農産物販売所」で、約1,000本が一斉販売される。
価格は1本230円で、各地売り切れ次第終了となる。
さらに、区役所展望レストラン、職員レストラン、和風レストラン「かど36」、小料理石井、ホテルカデンツァ東京中国料理「白楽天」、日本料理「むさしの」、バーラウンジ「ボワザン」の区内7店舗のレストランで、11月13日(月)から順次、練馬大根を使った期間限定の特別メニューが登場する。
南大泉with農フェスタ2023
11月25日(土)と26日(日)には、「農の風景育成地区」に指定されている練馬区南大泉三・四丁目を会場に「南大泉with農フェス2023」が今年も開催される。
当日は、新鮮な練馬産農産物等を販売するマルシェや、練馬産農産物を使用した料理を提供するキッチンカーが登場。学び・体験・食を通じて、農の風景育成地区ならではの都市農業の魅力を体感できる。
この機会に、練馬区の農業に触れてみては。
「全国都市農業フェスティバル」詳細:https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/nogyo/toshinou_festival/fes_gaiyou.html
「南大泉with農フェスタ2023」詳細:https://www.minamioizumi.jp/
(ソルトピーチ)