小野建は、北九州市内の学生と協力し、北九州市のJR小倉駅へ掲出予定の電照広告を制作する。
概要
学生と協力し、北九州市のJR小倉駅へ掲出予定の電照広告を制作するプロジェクトでは全3回のワークショップを通して、学生と社員がディスカッションを行い、学生目線での同社の強みや課題を共有し、それを基に学生のアイディアとクリエイティブな視点で魅力的かつ効果的な広告の制作を目指す。
さらに、学生と協力し、同プロジェクトによって地元の学生との協力強化を図り、共に成長し、地域社会への貢献をさらに深めることを目指しているそうだ。
背景
小野建はBtoBの事業形態であるため、一般認知度が低い状況を打破するために、JR小倉駅への広告掲出を行うことにした。
広告を掲出するにあたり、従来の発想にとらわれない広告の制作を行うため、学生とのワークショップを実施し、柔軟でクリエイティブな視点を取り入れていく。また、社員と学生とのディスカッションを通して、同社の強み弱みを客観的に把握できるという副次的効果を期待しているそうだ。
同社は地域に密着した企業として、地域社会への貢献を強化したいと考えている。今回は、学生と連携をすることで地元企業としての存在感を高め、地域経済に寄与していくという。
その他の取り組みとしては産学官連携をはじめ、スタートアップ企業との連携等多岐にわたる外部との連携の機会を増やし、イノベーションを加速している。
小野建について「知る」「興味を持つ」
2023年12月26日(火)、27日(水)に第1・2回のワークショップを実施した。
1日目では、小野建について「知る」「興味を持つ」ことができる内容を取り揃えた。会社説明会では同社の概要や取り組みについて紹介し、その後に質疑応答を行った。多くの学生から質問が寄せられ、ESGや人的資本への取り組みに関する質問をはじめ、さまざまな疑問に答えたそうだ。
また、施設見学では、在庫商品が置かれている倉庫や鉄の加工が行われている場所を実際に見学した。普段は見ることのない光景に触れ、鉄のスケールの大きさに感嘆の声が上がったという。
社員とのディスカッションでは、グループごとに同社のイメージや強み、弱みについて意見を出し合い、どのような魅力があるかを考えた。学生からの意見を通じて、新たな視点を得ることができ、社員としても同社に対する理解を深める良い機会となったという。
広告のデザインやキャッチコピーを考える
2日目は、実際に広告のデザインやキャッチコピーを考えるワークショップを行った。1日目に出した同社の魅力や特徴をどのようにすれば多くの人に伝えることができるか意見を出し合った。実際に使用されるキャッチフレーズを考えるということで、なかなか意見がまとまらず苦戦したが、学生ならではの柔軟な発想で面白く新しいアイディアが次々と出たそうだ。
実際にワークショップで出たキャッチコピーの候補(一部)は、「鉄のスーパーマーケット」「小野建の小野建です」「建築会社じゃないんです」「Oh, Nooooooooooooooooooooooケン」。
3回目は1月27日(土)を予定
第3回ワークショップは1月27日(土)を予定している。3回目となる最後のワークショップでは、自分たちで制作した広告がどのような効果をもたらすのか予想を立てることや効果測定方法の検討を行う予定だ。
北九州市内の学生と協力し、北九州市のJR小倉駅へ掲出予定の電照広告を制作する小野建に注目していきたい。
小野建公式サイト:https://www.onoken.co.jp/jp/
(角谷良平)