コア共用型モデルのローカル5Gを軸に企業や自治体のDXを推進するヴルーヴは、佐賀県玄海町と、ローカル5Gを活用した地域活性化に関する包括連携協定を2月20日(火)に締結した。
ヴルーヴグループについて
ヴルーヴグループは、ヴルーヴホールディングス、ヴルーヴ、ヴルーヴGNOC、ヴルーヴイノベーションズの4社からなるグループ企業。
コア共有型モデルのローカル5G免許の取得、設計および構築から保守・運用ならびにパートナー企業との協業によるエッジコンピューティング、IoT、AIなどのテクノロジーの現場実装まで、ヴルーヴグループとしてエンドツーエンドでサービスを提供し、自治体および企業のDXを推進している。
ローカル5Gは、特定の地域や施設内で高品質な通信環境を構築することが可能な技術であり、自治体への導入により医療や防犯、教育、交通など多岐にわたる住民サービスのDXの基盤として、まちや社会の発展に貢献することが期待されている。
玄海町の取り組み
玄海町では、これまで子育て世帯への生活支援策、定住対策、小中一貫教育やデジタル教育などの教育環境の充実、買い物弱者支援や移動手段の確保など、町内の住・生活環境の整備を積極的に実施してきた。
また、第一次産業における産地間競争に対する商品の付加価値化や後継者対策などの産業施策を実施するなど、住民サービスの充実と産業の活性化の両面から、町内の人口減少抑制に取り組んでいる。
これまでの取り組みに加え、新たな雇用の創出と交流人口・関係人口の増加に資する施策として、先進的かつ利便性の高い通信網を整備し、高度通信網を活用する企業を誘致することで町内の経済活性化を図るとともに、住民生活の更なる利便性の向上に向けて様々な施策を検討している。
協定内容
今回の協定により、玄海町におけるローカル5Gを活用した地域活性化実現のため、ヴルーヴグループが持つローカル5G技術をはじめとする様々なアセットを、町内の経済活性化や住民生活の利便性向上に活用する。
協定内容は、高度化通信網の提供による企業誘致、玄海町内のDX推進支援、デジタル教育推進の支援、これら3点の達成において必要なこと、この4つの項目において、ヴルーヴは玄海町と協働する。
また、「玄海町高度化通信網構築事業」の事業者の選定に伴い、夏頃に無線局免許を取得すべく準備を進めている。
この免許取得を受け玄海町内にローカル5Gの基地局を設け、今年度中にローカル5GやWi-Fi6などの無線通信網および光ファイバやLANなどの有線通信を複合的に活用した通信網の構築を完了し、町内の経済活性化および町民の生活利便性の向上の基盤となる通信網整備に玄海町と連携して取り組んでいく。
なお、2023年10月25日(水)にヴルーヴは、佐賀県玄海町が公募した「玄海町高度化通信網構築事業」における事業者として選定され、2023年11月より補助金交付を受け、この事業を開始している。玄海町における高度化通信網の活用は、9月から開始される予定だ。
今後の展望としてヴルーヴおよびヴルーヴグループは、玄海町と相互連携して協働し、ローカル5Gを軸とした町内の高度化通信網を構築するとともに玄海町のDXを推進し、企業誘致活動や住民生活の利便性向上に取り組んでいくという。
この機会に、ヴルーヴと佐賀県玄海町の取り組みに注目してみては。
ヴルーヴURL:https://vroove.group/
(yukari)