九州大学病院別府病院(以下、別府病院)は、3月1日(金)に新病院を開院する。
診療体制をさらに強化
別府病院は、昭和6年より九州帝国大学温泉治療学研究所の診療科として発足して以来、九州大学生体防御医学研究所附属病院、九州大学病院別府先進医療センターを経て、平成23年に現在の九州大学病院別府病院に名称変更し、これまで地域医療に貢献するとともに、がんを始めとする難治性疾患の治療に取り組んできた。
築45年以上経過し、老朽化した施設を整備し、地域が必要とする時代に応じた医療の提供や人材育成等、さらなる地域貢献を行うため、別府病院の再開発が進められていたが、このたび3月1日(金)に新病院が開院する運びとなった。
新病院では、手術室も拡充し、4月には既存の診療科に加え、診療を休止していた婦人科も再開するなど、診療体制をさらに強化する。院内には、別府湾を一望できる癒しの空間や、九州大学大学院芸術工学研究院とのコラボによってパーセントフォーアートを実現するなど、より良い療養環境を患者に提供できる病院となっている。
記念式典を開催
新病院の開院に先立ち、2月12日(月)には記念式典を開催した。式典当日は晴天に恵まれ、元防衛大臣の岩屋毅衆議院議員、自見はなこ内閣府特命担当大臣、長野恭紘別府市長をはじめ、多くの来賓が参加し、同学からは、石橋達朗総長、三森功士別府病院長、中村雅史九州大学病院長らが参加した。
テープカットや施設内覧会、祝賀会も行われ、別府病院の新たな門出を大勢で祝った。
別府病院は、患者の生活の質の向上、医療が抱える様々な課題解決を目指し、職員一同、一丸となって取り組んでいくとしている。
新しくなる別府病院に注目だ。
九州大学病院別府病院:https://www.beppu.kyushu-u.ac.jp/
(江崎貴子)