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余剰米をアップサイクルした「坂ノ途中の乾燥米糀」数量限定販売。活用レシピも紹介

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環境負荷の小さな農業を広げるべく、バリューチェーンの再構築に日本と東南アジアで取り組む坂ノ途中は、オリゼと連携し、余剰米を生み出さないためにアップサイクルした「坂ノ途中の乾燥米糀」を共同開発した。

同商品は3月4日(月)より、坂ノ途中オンラインショップにて数量限定で販売されている。

米の需要減少に伴って発生する「余剰米」の課題


今回の共同開発は、お米の消費量が減少傾向にある現状を踏まえ、需要喚起を促す一案として、お米の活用方法を提案するものだ。

日本国内の人口減少や食習慣の変化を背景に、生産者や卸業者では生活者の需要量を越えた米が余ってしまう「余剰米」が発生している。余剰米となってしまったお米は、翌年の新米が出回り始めると「古米」と呼ばれるようになる。新米と比較して販売価格が低下してしまうため、卸業者や販売業者の利益が減少。翌年の取引や買付量にマイナスの影響を与えている。余剰米や古米は米の需要減少とあわせて、生産者の経営課題にもつながっているのが現状だ。

余剰米の課題解決を目指す坂ノ途中

坂ノ途中では、提携生産者が化学合成農薬や化学肥料に頼らず、田んぼを取り巻く自然環境や生態系に合わせて栽培したお米を販売。2021年からは単品販売に加えて定期宅配を開始して、安定した需要と供給のバランスを保つ仕組みを構築した。時期によっては余剰米が発生することもあるため、ディスカウントや社員食堂での利用を行うことで食品ロスの発生防止に努めている。


こうした余剰米をめぐる課題に対し、お米の活用方法を提案することで需要を喚起したいという思いが一致したことから、今回のコラボレーションが実現。坂ノ途中がオンラインショップで販売しているお米を活用して米糀を製造した。今後は余剰米を生み出さないように米糀にアップサイクルして販売する。

自家製調味料に使用できる「米糀」にアップサイクル


米糀とは、蒸した米に麹菌を繁殖させたもの。米味噌、甘酒、日本酒、みりん、酢など古くから日本で親しまれてきた調味料をつくる際に用いられる。特に乾燥米糀はパラパラとしているので手でほぐす手間がすくなく、長期保存が可能だ。

今回発売する「坂ノ途中の乾燥米糀」は、有機栽培で丁寧につくられた国産米を使用。保存料や着色料などの化学合成添加物は一切使用していないため、お米の味わいを最大限に楽しめる。糀をつかった手仕事にはじめて挑戦する人や、いろんな種類の自家製調味料に少量ずつ使用したい人におすすめだ。

商品概要

「坂ノ途中の乾燥米糀」の価格は1,480円(税込)。容量は500gだ。坂ノ途中オンラインショップにて、数量限定で販売されている。詳細は、下記URLにて確認を。

米糀の活用法やレシピの紹介にも注目


さらに坂ノ途中オンラインショップでは、乾燥米糀の他にも調味料やぬか床、季節限定の味噌づくりセット、お味噌や麹調味料のつくり方、レシピも紹介している。あわせて確認してみよう。

余剰米を有効活用した「坂ノ途中の乾燥米糀」をチェックしてみて。

坂ノ途中オンラインショップ:https://www.on-the-slope.com

(田中彩文)

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